06.21

入院21日目です。 

どうも、ここの調理師さんは、「さつま揚げを甘く煮たもの」が好きなようで…  かなり頻繁に、このメニューが出ます。
これが、ごはんが減らないのですよ…

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今年もやりますよ〜  「狛江市民大会」 このエントリー代で、これだけお土産がつく大会もないと思います!!

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少しでも良くなるように!  ありがたいものを受け取りました。
これだけあれば、百人力!!

「このお守りとっても効くんですよ〜!」

「こんなお守りがあるんですよ…」

これさ、枕もとにおいといてよ!」

「お出かけした時に、お祈りしてきました!」

「悪いところを、この石でなでると、治るんですよ!」

「何も考えず、この石を持っていていください… きっといいことが…」

なんか元気になってきたぞ〜! 

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3週間、全く歩いていない私…  
今週から歩くことが許可されます。
歩き方、覚えてるかしら?。 
リハビリを兼ねて「デューク更家ウォーキング」をしてみようかなあ?。
いや、まずは普通に歩こう…






 06.20

入院20日目です。 

そうかあ、もう20日間も病院にいるのかぁ…

あとから入院した人が、次々に退院していきます。
「下界で逢いましょう!」なんて言いながら、うれしそうにお帰りになります。

わたしの入院は、一応、1ヶ月が予定期間
ただ、私は、勝手に「自分は回復が早いから2週間くらいで、退院できちゃうかも。長くても3週間かなぁ。」
なんて思っていました。

あしたで3週間。やはり1ヶ月はかかりそうです。 


不定期で、土曜日に、病棟の広くなったところで、ミニコンサートがあります。 ここの医学生の演奏です。
とっても素晴らしいのですが、じみ〜な曲が多いので、もうちょっと明るい曲くて、「元気になって仕方ない!」みたいな方が、いいような気も…!?

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きれいなお花も、いつかは枯れてしまいます…  はかないものです…

「じゃあ、こんなお花はいかが?」
「こ、これは…」

つ、ついに、枯れないお花が登場!! キルトで作ったお花だそうです。

これも素敵です。

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この病室には、ガンの人が大勢いるので、ガンの話をすることが多いです。
ガンになる人は、がんを疑っていない人が多いんじゃないか?  みたいな話になりました。
がん検診など、まめに受けているような、非常に用心深い人は、ガンになりにくくて、「オレが、ガンになんてなるわけがね〜」なんて思っている人にガンが多いとか。 
何の根拠もない話ですが…

でも、一つ言えることは
「ガン保険は安いのでもいいから入っておいた方がいい」
ということです。

ガン治療は、高額な医療費がかかります。

ちなみに私は、そんなもの入っていませんでした。 ここにいるガンの人も半数以上は入ってない人ばかりです。
退院する前に精算があって、請求書をみなさん見せてくれます。
1割〜3割負担の方がいらっしゃいますが、まあ驚くほど高額です。

あとあと戻ってくる部分もありますが、保険だと、かかる以上に、おりることがほとんどのようです。


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横浜国際プールに「新スタート台」が設置してあるそうです。誰でも体験できます!

そうそう、入院前に、私も「クラウチングスタート」の練習をしたんだよなぁ〜。 
左足は当分思い通りに動かないからこのほうがいいのかも。

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昨日も、色々な方々がお見舞いに来てくださいました。
わたしの永遠の師であります、新井茂夫さんが、なんと、お見舞いに来てくださいました。 感激です。

じっくり本を読むなんてことなかったので、本もありがたいです。 本はありがたいのですが、ありがたい本ばかりでもありません…
荒砥さん、この本はいつ見たらいいのでしょう? というか、テーブルに置いておくこともできないじゃないですか! しかも写真も載せられないし…




NEWS『競泳古賀は「本田より長友が好き

NEWS『水泳競技中に男性が死亡



 06.19

入院19日目です。

お花に囲まれすぎて、新たな花粉症になりそうです。

お花は、おかげさまで、大好きになりました。  ありとあらゆるところに、お花があるので、食事の時は、お花のお引越しをしなければいけません。

昨日のお見舞いで…
「せんせいが大好きな物を持ってきましたよ!!」
「ま、まさか・・・ 」
「せんせい、お花が大好きなんですよね?」
「え、ええ…。 わ、わりとね…」
「じゃあ、よかった! はい、これ。」
「で、でた〜!。いや、うれしいなあ… 」
「ところで、これ、どこに置けばいいんですか?」

もはや、置くところなど、存在しないのである…  四畳半に10人寝ているような感じ!?

「すご〜い!! お花畑みたい! あらいさんって、黄色がお好きなんですね!」
「そ、そうですね… 」

先生や看護婦さんたちには 「かなりの黄色好き」 と思われています。 

みな違うお花屋さんで買ったはずなのに、なぜ、オレンジや黄色が多いのだろうか?

疑問は、すぐに解決! どうやら、お見舞いには、明るい色のお花が望ましく、でも、赤は「血」を連想させるので良くない、ということで、黄色やオレンジが多いのだそうです。

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たくさんメールが届きます。

ありがたいことです。 全く見ず知らずの方もいます。
とっても励みになります。 

素敵な「詩」を送ってくれた方がいます。
生きる素晴らしさが伝わりました。
とっても感動しました。

お礼に私の「川柳」を送りました。 
きっと感動しているに違いありません。

わたしの永遠の師であります、新井茂夫さんが、ご自身が、約10年前に、入院した時の闘病日記を送っていただきました。
共感することが多く、感動しました。 茂夫さんがメールをくれただけで感激です。

何も知らない友人が
「今日の夜ヒマなんだけど飲まない?」というメールが来ました。
「今日は、ちょっと無理かも…」と送りました。

あまり日本語がお上手じゃない外人から、日本語でメールが来ました。
「おみまいはいかないのです。ごめんなさい。わたしをゆるしてください。げんきにしておいてあいましょう。」

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いいことがありました。

なんと、シャワーを浴びたのです!

実に18日ぶりのシャワー!! 
身体を拭いたりはしていたのですが、背中とお尻が、むれているのと、洗ってないので「汗も」のひどい版みたいになって、かぶれてしまっています。

患部は流す程度ですが、とっても、すっきりんこです。

今までは、シャワー浴びるなんて、あっという間の出来事でした。

脱ぐのに1分。浴びるのに3分。着るのに1分。 合計で5分あればもう終わり…

しかし今は…

脱ぐのに10分。浴びるのに20分。着るのに10分。 40分はかかってしまう。 でもこれは回復の証し。 新しいことができることが、うれしくて仕方ありません。

わたし以上に、じょう舌で、大げさな男「ひろのしん」に電話で報告… 
「今日さあ、一人で服を脱いだんだよ」
「え〜!? すごいじゃん! 一人で服を脱ぐなんて大したもんだなあ…」
「それだけじゃないんだよ。なんとね、シャワーを浴びたんだよ」
「バタン(倒れた音が…) 驚いて倒れちゃったよ! シャワーってどういうことよ?」
「それだけじゃないんだよ。なんとね。そのあと、一人で服を着たんだよ!」
「ほ、ほんとに!? それってさぁ、世界一すごいんじゃないの? 」
「明日もね、一人でシャワー浴びちゃうよ」
「ちょ、ちょっと! あんまりビックリさせないでよ! 心臓が止まるっつーの!」

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昨日は、リンパの話を載せました。

リンパを取るために15cmほど、足の付け根を切りました

そこから中を開き、その周辺のリンパ節、リンパ管をゴッソリ取り除いたのです。

皮膚の中のことなので、傷口が残るだけで、見た目には分かりません。 

見た目にすごいのは、その横の、えぐり取ったところです。 

ここは、あまりに衝撃的すぎる画像なので、HPには載せられません。 
お見舞いに来た方には、見せているのですが、みなさん「うわっ!」と、大きな声を出しています。

処置をしている動画もあるのですが、皮膚の中がむき出しなので、最後まで見ていられない方も…







 06.18

またまた お花が二つ届きました。 お花が大好きになってきました。

コスモスは 帽子に似合う〜♪
タンポポは お昼寝まくら〜♪
アカシアの アーチをぬけて〜♪
あるいて行きましょう♪

ねえ ルンルン この花の「花ことば」教えて! 

昨日は、お花畑のうわさで?、わざわざ見に来る人まで…


病院の朝は早いです。
6:00に起床です。 6:00に電気がついて、体温と血圧を測りに来ます。
朝食は、8:00です。 朝食までが長いです。

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入院前は、
「いつから泳げるんだろう?」
「いつからプールに入れるんだろう?」
「どのくらいタイムが落ちるんだろう?」

そんなことばかり、考えていました。 

でも入院して、手術をして、想像以上に大変な状態が続き、泳ぐなんてことは、到底考えられず 
「痛くないことの幸せ」 
「一人でトイレで用がたせる幸せ」 
「一人で着替えた時の幸せ」 
こんな些細なことで感動しています。

「死なずに済んでよかった」 
「そのうち、また泳げるようになるだろう。」 
と思えるようになり、あせることもなくなりました。

でもやっぱり水泳が好きなので、毎日毎日、オリンピックの映像などを見ています。 
島村アナの実況は、全く同じことが言えます。

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●リンパの話

今日は「リンパ」について…

そもそも、「リンパって何?」って話なんですよ!

リンパせんが、はれるとか、リンパマッサージとか…
よく耳にする「リンパ」。
リンパって、いったい何だ? なんかの略なのか…? 

リンゴとパイナップル
リンリンはパンダ
臨時パーキング

いやいや、違う…  

超美人先生も、「リンパ」について、色々と説明してくださったのですが、あの「くりくりお目め」で説明されると、何度聞いても頭に入らない…!?

リンパについて、はじめは、何の知識もなかったのですが、色々と調べたり聞いたりするうちに、ずいぶん詳しくなってきました。

リンパの説明で、分かりやすいものを発見しました。


●リンパとは 【goo ヘルスケア より】
ヒトの体の中には血管のほかにもリンパ管が全身に広がっています。
全身の組織中の細胞と細胞との間の組織液は、毛細血管を経て血液中に戻りますが、一部(約10%)は毛細リンパ管に入り、静脈に送られます。
この循環をリンパ系といい、その中を通る液をリンパといいます。
毛細リンパ管が合流し太くなったものがリンパ管で、多くの弁を持ち、とくに太いものでは弁のところがふくらみ、数珠状につながって見えます。
リンパ管にはところどころリンパ節(腺)というソラマメ状の丸いふくらみがついています。
リンパ節は新しいリンパ球や免疫抗体を産生し、細菌や異物を処理しています。
リンパ管は、リンパ節を経由しながら、最後はリンパ本幹となって静脈に注ぎます。


まあようするに、リンパっていうのは「身体を回っている透明な液体」のことなんですよ。
血液と同じように管の中を通って、身体中を回っている透明な液体。


それで、私は、今回、リンパの中の 「リンパ節」を取っちゃったんです。
「リンパ節」というのは、股関節、脇の下、首、耳の後ろなどにある、いわゆる「リンパ腺」です。
熱が出ると、はれたりするところです。

わたしの場合は、その「リンパ節」の中でも大きい、「鼠径部(そけいぶ)」の、リンパ節を、ゴッソリ取っちゃったんです。

鼠径部(そけいぶ)リンパ節というのはここです。 分かりますか? ここですよ〜!  えっ? まだ分からないの?  ここですよ、ここ

このリンパ節を取り除く手術を「リンパ節郭清」といいます。

●リンパ節郭清 【Wikipediaより】
リンパ節郭清(りんぱせつかくせい)とは、悪性腫瘍のリンパ行性転移に対する処置として、リンパ節を切除する外科的治療法である。

では、リンパ節を取ってしまうと、どうなるのか?

超美人先生には、「むくんだり、歩きにくくなったりします。」と言われました。

まだ術後2週間なので、これからいろいろと大変なのだろうと思うのですが、とりあえず、むくんではないです。

ただ、感覚がないんです。 
触っても感覚がないんです。
マヒって感じです。

このリンパを取ったことによって、もっと色々と、後遺症があるのではないか? と思って、看護婦さんをつかまえては、「どうなんでしょう?。」と聞きまくっておりました。

「むくんではないんですけど、ビリビリしびれて、感覚がないんですけど…」
「まあ、今はまだ、仕方ないですね。」
「ボクと同じような手術をした人って、いないんですか?」
「いますよ。」
「その人どうでした?。」
「やっぱりむくんだり、歩くのが大変だと言っていましたね。膝が曲げられないと言っていた人もいましたよ」
「ええ?? 膝が曲げられなくなるの?」
「色々な方がいますよ。パソコンがあるんだから、同じような人を探して調べたらいいんじゃない? 昔と違って、今は情報が多いですからね!」
「そうですね。調べてみればいいんだ。」

そして、私と全く同じ そけい部のリンパ節を取った人で、ひどいむくみになってしまった人の写真が! これは、すごいなぁ…

リンパ節を取ってしまうと、ホースを途中で切っちゃったようなものなので、リンパが出つづけます。
手術して1週間は、ドレンという管で、リンパを身体の外に出していました。
多い日は一日で150mlくらいリンパが出ます。
1週間たって、そろそろドレンを抜く時期が来ました。
いつまでもドレンを入れておくと、そのドレンを入れているところから、感染症になる可能性があるそうなのです。
しかし私の場合、1週間たっても、リンパの出る量が多かったので、9日目でドレンを抜きました。
ドレンを抜いたので、「歩いてみましょうか?」という話になったのですが、がんばって歩いた結果、リンパが傷口から「しみだし」てしまい、これはまずい!ということで、絶対安静に戻ってしまったというわけです。







 06.17

入院17日目です。

またまた、お花を頂きました。 机の上は満開です。

昨日は、運よく!? 半年に一度という、病室のワックスがけの日でございました。  床はピカピカでございます。 どうです? この輝きは!


これはお見舞い慣れしてるな? と思われるものを、持ってきてくれて人がいます。 
ごはんがものすごく多いので、これは重宝します。


ただでさえ、物を置く場所が少なく、ティッシュは、箱のままが一番なので こういうものを置いていかないでください

…と思っていたのですが、よ〜く見ていると、癒されてきました

これは、おとなしい妹が持ってきた「1個800円のゼリー」です。 

いくら寝たきりで、手が届かないと言っても、これは…ちょっと…


●弾圧ストッキング
安静の状態が長い人は、足に血栓ができないように、キツキツのストッキングをはきます。

これが、つま先まで覆っている状態で、この上から、エアポンプを巻きつけていたので、足がムレムレだったんです。
ムレムレというか、常にびっしょり濡れている状態でした。
身動きできないので、ポンプつけっぱなし、ストッキングはきっぱなし状態だったためか、足の指が水虫のような感じになってしまいました。

先日の処置の最中に、先生の一人が
「足の指、ちょっと水虫っぽいですね〜 調べてみますね」
と言って、足の指の皮を、ちょっと取って、その場で何かしている…
みんな皮膚科の先生なので、専門家である。
「やっぱり水虫っぽいので、こちらの治療もしちゃいましょう!」
と薬を塗られる。 あ〜、よかった!

これ以降、むれるのが嫌なので、ストッキングをはく際も、指は全部出した状態に!
はく時は、ものすごくきついのですが、ずっとこれをはいていると、意外に快適です。








 06.16

入院16日目です。

整形外科の手術などだと、術後は早く歩くようにリハビリをするのだと思うのですが、私のこの場合は、できるだけ安静にして,、歩けても歩かない方がいいそうです。

「運動をしばらくしていない」のと、「寝たきり」なのは、えらい違い。
おそらく、かなりの筋力が低下していると思われます。

入院すると、やせると思っていたのですが、
体重は、全く減っていません。
病院で出される食事以外は、全然食べていないのですが…

この病院の食事は、良すぎます。

病院の食事って、もっと味気なくて、量も少なくて、物足りないものだと思っていました。

しかし、実際は…
栄養のバランスは素晴らしくいい!(まあ、これは病院だから当然)
味は薄めですが、おいしいです。
すごいのは量です。
朝、昼、ともにものすごい量が出ます。
ご飯が超大盛りです。
そして、野菜の量も半端じゃないです。
ごまあえなど、おひたし系が必ずでるのですが、普通、1家族分くらいの量が一人前です。
こんなに野菜って摂らないといけなのか… と思ってしまいます。
おそらく、動かないので、便秘にならないために、野菜多めなのかもしれませんが…。

メインのおかずは、選択できます。 
入院当初は、全く食欲がなかったため、おかずは、何でもよかったのですが、このところは、「今日は何だろう?」と、楽しみになってきました。


今日は、なぜか、回診が多い日でした。

午前中の処置が1回。
午後に執刀医の先生が登場!
「あらいさんの場合、絶対に安静!と言っても動いてしまうので、ちょくちょく監視に来ますからね!」
「あのう、質問があるんですけど」
「はい。何でしょう?」
「歩くと足を使うから、足の付け根のリンパがたくさん出てしまうのは、分かるのですが、車イスをガンガンこいだ場合は、腕を使っているから、足のリンパ液は出ないんじゃないかと…」
「まあそうですね。足を使うよりは少ないと思いますけど、とにかく今は安静にしていてください!」

そして夕方…。 
今度は、6名の美人先生オールスターズで登場!!
「うわ〜! すごい!! オールスターズだ〜!!」
「足の痛みは、いかがですか?」
「ビリビリしびれてますけど、今は特に…」
「くれぐれも、安静にしていてくださいね!」

安静の一句…

車イス こいでもいいけど ほどほどに


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