06.15

入院15日目でございます。

この2週間、ほぼ寝たきりで、車イスに乗るも、同じ階の病棟内を、ウロウロするだけに、とどまっていたのですが、ついに、エレベーターに乗り、「ドトールでコーヒーを買う」という、大冒険を果たしました。

ここで、一句…

車イス コーヒー持つと こげません

そうなんですよ。手に何か持っていると 車イスは、こげないんですよね〜。 これには気づきませんでした。


お見舞いにお花をいただきました。
わたし、お花に全く興味がなかったのですが、お花があると、なんかいい気分になります。 
お花は、見ていてもきれいですが、近くにあるだけで癒されるというか、優しい人にさせてくれます。 
ボクは今、さらに優しい人になってしまいました。 
わたしのテーブルはお花畑のようでございます。

もう 今のわたしは、優しい人になってしまったので 「生ビールを持ってきた時点で、満タンより数cm少なかった」 くらいでは怒りません。

ここで、一句…

こんにちは お花畑に ごあいさつ


このPC、ウェブカメラが付いているので、試しに、お見舞いに来た、「でしゃばりな妹と、おとなしい妹と、母」を
撮ってみました。 シチュエーションを選ぶと面白い画になるので、やってみました!

ここで一句…

かあちゃんが いつまでたっても 帰らない

え〜。 お見舞いに来てくれるのは、ありがたいのですが、そろそろ帰ってほしいオーラを、バンバン出しているにもかかわらず、なかなか帰ろうとしません…。



術後の経過です…

わたし、今回、3つの手術をしました
その手術の見た目と痛みと今後についてまとめてみました。

●右足の皮膚の手術
移植のために皮膚をはがしたところ
見た目
 まだ完全に開いてないので、どうなっているのかわかりませんが、真っ赤だった皮膚が少し黒くなってきました
痛み
 ここが一番痛みが強いところでしたが。今はかゆの方が強いです。
今後
 多少色が変わるくらいで、たいした後遺症はなさそうです。

●左足の皮膚の手術
拡大切除して、大きくくりぬいたところ
見た目
 あまりにショッキングな状態です。直径10cm、深さ2cmくらいで、えぐり取った感じです。ライオンに食いちぎられたとか、そんな感じです。写真は撮ったのですが、自分でも見るのもきつい感じです。医師団も、はじめのうちは、かなりショックだと思うので、あまり見ない方がいいかも と…
痛み
 じっとしていると、痛みよりしびれがすごい。処置をする時に痛い。今はだいぶ楽になりましたが、汗の量が半端じゃなかったです。
今後
 えぐられた状態は、じょじょに良くなってくるが、たぶん元には戻らないそうです。そして、かなり深く周辺を取り除いていて、神経も取ってしまっているため、左足の大腿部の前面はほとんど感覚がマヒしています。

●左足のリンパの手術
見た目
 15cmくらい切ったので、縫った跡がある。 
痛み
 ここも、痛みます。ただ他も痛いので、ここの痛みは、よくわかりません。
今後
 まずリンパ液の管が外れました。まだリンパ液が出ている状態なので、絶対安静です。後々一番大変になりそうなのがここです。
動きにくい、むくむ、リンパ液が体にたまると、定期的に注射で抜かないといけないとか。足の付け根が思い通り動かないのと、ビリビリしびれた感覚は、年単位でか回復するとのこと。


NEWS『北島康介、200平で優勝 復帰後自己ベスト 欧州GP』






 06.14

入院14日目です。

絶対安静ということで、歩くことを禁じられているため、車イスで移動をしております。
車イスを自分でこぐ機会などないので、一度やってみたかったのと、簡単に乗りこなせると思っていました。

しかし、はじめのうちは、まっすぐに進むことが難しく、左右同じ力で同じタイミングで回さないとまっすぐに進まない… 思ったより難しい乗り物です。

土日は、いつもより処置が早めに終わり、乗りこなすまで、こぎまくろう! と思い、車イスを使って、ウロウロ動いてみました。
何度もやるうちに、コツをつかんできました。 方向転換もうまくなり、クイックターン!? ができるように…

調子に乗ると、疲れてしまい、また寝てしまう…  

車イス用のトイレは、よくできてますね〜  手を置きたいところに、うまい具合に、手を置くところがあるんですよ! 

入院生活は、新しい発見がいっぱい。

何もかも 初めてのこと ばかりなり  

おや? これは、川柳!?

え〜 そんなわけで、入院生活を、川柳にしてみました。

四十路にて 未経験な ことばかり
寝て起きて さっきも寝たのに また眠い
管とれて 歩いた結果 また安静

う〜ん くだらない… 川柳ではあるが、ちっともうまくないなぁ〜。 

よ〜し 謎かけでいってみよう!

「車イス」 とかけまして 「お料理」 と ときます その心は?
どちらも 腕の見せどころです…

おあとがよろしいようで…





北島選手が出場した「欧州GPの結果」をまとめてみました。 かなりすごい選手が大勢出ておりますが、やはり日本はレベルが高い!




 06.13

入院13日目です。曇っています。

なんかですね。 ぼく、元気になってきました。

今日は、湘南平塚マスターズ。 これに向けてかなり練習をしてきたんですよね〜。 今から思えば、はじめてガンと告知されたときに、「平塚に出れるだろうか?」ということを、まず思いました。 

なかなか、うまいこといかないですね。 

速く泳ぐということは、しばらく無理そうなので、心地いい、リハビリスイムから始めるとしますか。

正直、このような状態になって、水泳そのものを、仮に泳げたとしても、泳ぎたいという思いも薄れていました。

この約2週間、とっても不自由な生活の中で、先のことなど考える余裕もなく、生きていることを実感でき、とっても素晴らしい体験ができた と思うようになりました。

一人で食べること、一人でトイレに行けること、一人で着替えること、一歩ずつ、一歩ずつ、当たり前にできたことが、人の手を借りないとできない毎日。

人の温かさを感じることができました。

ボクは、人格が変わってしまいました。 

人に感謝し、心やさしい人間になってしまいました。

もう、「頼んだビールが、すぐに出てこない」くらいで、怒ったりしませんね。 

まだシャワーを浴びることもできませんが、お風呂に入れるようになり、プールに入れることができたら、それだけで、どんなに幸せを感じることでしょう。

お見舞いにいらしたら、ビックリするでしょうね。 「感謝の気持ちを忘れないあらい」に生まれ変わっているので。

お見舞いに来る方はメールください。 詳細を送ります。



●絶対安静

おとといの処置の際に…
「では今日から、少し歩いてみましょうか」
と言われ、無理して、歩いていたら、リンパ液の管をはずしたところから、リンパ液が漏れて出てしまい、ぶ厚いガーゼがびっしょり濡れてしまい…

昨日の処置の際に…
「しばらくは歩かないように!トイレなどの移動は必ず車いすで!」

再び「絶対安静」に戻ってしまいました。
私のガンを切り取った方の足は、皮膚がまだ6割程度しかできてないので、リンパが出すぎると、皮膚ができにくくなるということのようです。
歩けるようになったら、一日も早くリハビリを! と勝手に思っていたので、どうも違うみたいです。

まだまだ、しばらくは安静のようです。



●湘南平塚マスターズ

個人的に思い入れの強いこの大会
早い時期にスタートリストも出て、ぼくは、最終組のセンターだったんですよね。 
わたし的には、かなり順調に仕上がっていたので、夢の17分台が出そうな感じでした。
お隣は、40区にあがり、絶好調の長野さん。きっとと17分台はいきますね。
すっかり長距離選手になってきた黒崎くん。後半落ちたとしても18分30秒は間違いなく出るね。
その両隣は、通算勝率5割の橋爪さん。昨年は、平塚で負けて、三重で勝ったんだよな〜。絶妙なエントリータイムって感じですね。
そして、ひげらんち清水さん。清水さんは200までにしてください。長距離には出ないでください。1500がでも19分30は確実に切るだろうなぁ〜。
その両隣は、私の永遠の師であります、超人新井茂夫さん。ボクは茂夫さんに憧れて、マスターズを始めたのです。
そして、なんだか調子悪そうなことを言って、今年、日本新連発の小澤弟さん。フライング注意ですよ!?。
そして、法政の決戦でも一緒に戦った古木さん。どんどん速くなってますね。 
わくわくするようなメンバーだなぁ〜。
出場のみんながんばれ〜。 
たぶん、松井さんは、町田で400に出ているはずだな…


NEWS『北島、200は惜敗「ムカつく」/競泳』






 06.12

入院12日目の朝です。 今日は朝からいい天気です。

昨日、リンパの管が取れました!  いや〜、よかったよかった!!  歩く練習も始まりました。

本日より、お見舞い解禁です!!  お見舞い案内は、メールにて配信します。


●至極の身体拭き
わたくし、かれこれ、12日間、お風呂に入っていません。
お風呂に入れない代わりに、毎日看護婦さんが、身体を拭いてくれます。
頭の先から足の先まで、それはそれは丁寧に拭いてくれます。

私は、ただ寝ているだけです。

この「身体を拭いていくれる」という看護婦さんのお仕事。
おそらく皆さんがイメージするのは、タオルを濡らして、しぼって、身体をふく。
そんな感じじゃないですか?

これがですね。 驚くべきテクニックなんですよ。

ちょっと熱めの蒸しタオルを、胸の上と、おなかの上に置きます。
それと同時に、足首から先をお湯の入った洗面器に入れます。
すると、湯ぶねにつかっているような感覚になるのです。
そして、この間、しばらくは、身体拭きをしません。
「ゆっくりご入浴してください」という感じです。

身体拭きも絶妙!。
しばらくして、この入浴の状態のまま、気持ちよく身体拭きをしてくれます。
背中を拭く時に、少し背中を持ちあげます。
この瞬間に、着ていたやつを引っ張って、新しい服と差し替えるのです。
すべて拭き終わったときには、なんと着替えも終わっているのです。
いつの間に新しい服に入れ替わったんだろう?。まさに達人技です。

これは、すごい!


超美人先生に、写真は載せちゃだめよ〜! と言われたので、写真は載せません。

しかし、この病院は、先生も看護婦さんも、美人が多すぎます








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