NEWS『アテネ五輪第8日の20日、競泳は決勝4種目を行い、女子800メートル自由形で柴田亜衣(22)=鹿屋体大=が、終盤に猛烈に追い上げ、8分24秒54で優勝し、金メダルを獲得した。競泳日本女子の金メダルは1936年ベルリン五輪200メートル平泳ぎの前畑秀子、72年ミュンヘン五輪100メートルバタフライの青木まゆみ、92年バルセロナ五輪200メートル平泳ぎの岩崎恭子に次いで史上4人目。女子自由形で日本選手のメダルは史上初。
女子200メートル背泳ぎでは、中村礼子(日体大)が2分9秒88の日本新記録をマークし、銅メダルを獲得した。寺川綾(近大)は8位だった。男子100メートルバタフライでは、マイケル・フェルプス(米国)が51秒25の五輪新で制し、今大会5個目の金メダルを獲得した。
日本競泳陣は今大会、男子平泳ぎ100メートル、200メートルで2冠に輝いた北島康介(日体大、東京SC)と合わせ3個目の金メダル。ミュンヘンの2個を上回り、戦後では最多となった。
柴田は徳島・穴吹高出身で大学に進んで急成長し、初の五輪出場。今大会では400メートル自由形でも5位入賞を果たしていた。
柴田亜衣「金には届かなくても、メダルは狙いたかった。それが金。750メートルで(マナドゥを)とらえたのは分かった。外国選手は最後の50メートルが速い。とにかく一生懸命に足を打った」
中村礼子「落ち着いていこうと思ったけど、最後は無我夢中だった。(2分)10秒を切ることができて、念願のメダルが取れた。今の力がこの結果だと思う。満足だし、うれしい」
寺川綾「遅い。話にならないですよね。やっぱり世界の強さを体感して分かった。次の目標が見えてきた」
◆柴田 亜衣(しばた・あい、鹿屋体大=競泳女子800メートル自由形)今大会の400メートル自由形は5位入賞。徳島・穴吹高から大学に進んで急成長した。今年の日本選手権では400メートル、800メートルの両種目ともに2位。176センチ、61キロ。22歳。徳島県出身。
一問一答
―金メダルの気分は。
「自分もびっくりしたが、周りの人もびっくりしたと思う。金メダルとはいかなくても、メダルは狙っていた」
―どんな作戦で臨んだのか。
「前半は(先行する)マナドゥ(フランス)の腰か、脚が見える範囲につけ、持ちこたえられればと思っていた。600メートルくらいで追いついてきた。だんだん力がわいてきた」
―逆転の場面は。
「750メートルで捕らえたのが分かった。外国勢は最後の50メートルが速い。わたしはスピードが出ないので、とにかくがむしゃらに手を回して脚を打った」
―急成長の要因は。
「五輪に出たいという高い気持ちを持って練習してきた。選考会でいいタイムが出て、もしかしたらメダルを取れるかもと思った。それからはメダルを取るという意識で練習してきた。自分を信じてやってきてよかった」
◆中村 礼子(なかむら・れいこ、日体大=競泳女子200メートル背泳ぎ)今大会の100メートル背泳ぎは4位。02年釜山アジア大会、03年ユニバーシアードでいずれも200メートル背泳ぎの金メダルを獲得。神奈川・湘南工大付高出。ヨコハマSC所属。166センチ、55キロ。22歳。神奈川県出身。
リレーで男女とも決勝進出
午前中に行われた予選では、400メートルメドレーリレーで日本は男女とも決勝に進出した。
メダリストを3人そろえる日本男子(森田、北島、山本、奥村)は3分37秒04と4位のタイムで決勝に進出した。米国が3分35秒10で1位通過し、ドイツ、英国と続いた。
日本女子(稲田、田中、大西、永井)は4分5秒99と全体の6位。トップはオーストラリアの4分1秒17。
男子1500メートル自由形の松田丈志(中京大)は15分16秒42で全体の13位にとどまり予選落ちした。 』
NEWS『◇夢かなと思った
柴田亜衣 まさか金メダルなんて、本当にびっくり。夢かなと思っちゃいました。メダルラッシュの流れに乗れた。あきらめちゃだめだと、最後の200メートルでがんがんいった。あわてず、焦らず、あきらめずと頭の中で繰り返し、冷静に泳げた。
◇涙が出た
中村礼子 良かった。銅メダルと分かったら、涙が出てきた。すごく緊張したが、たくさんの応援に力をもらった。最後まで粘って頑張れた。
◇アテネの空に神風
上野広治ヘッドコーチ アテネの空に神風が吹いている。柴田のレースは725メートルあたりで「最後は追い付く」と確信した。チームの雰囲気はいい。ここまで1度もミーティングをしていないが、それだけの準備はしてきた。あと1日だし、あすのメドレーリレーは男女とも、力を残さず集中し、何とかメダルを取れるよう狙っている。
◇これをいい経験に
平井伯昌コーチ (銅メダルの中村に)イーブンペースで泳ぎ、最後50メートルを29秒台でいけばメダルだと話していた通りになった。よくやってくれた。彼女は去年まで(国際舞台で)決勝に進めなかった。これをいい経験にして来年につなげてほしい』
NEWS『新しいヒロインが生まれた。大接戦の末のゴール。勝ったことを確認すると、笑顔が思いっきりはじけた。「まさか金メダルなんて、本当にびっくり。夢かなと思っちゃいました」。20日夜(日本時間21日未明)のアテネ五輪競泳女子800メートル自由形。鹿屋体育大学(鹿児島県鹿屋市)4年の柴田亜衣選手(22)が日本女子自由形史上初の金メダルを獲得した。
徳島県の穴吹高校時代は無名の存在。同校にはプールがなく、水泳部もない。水泳同好会のメンバーも、最も多い時で3人。柴田選手1人だけの時もあった。3歳から水泳を始めた柴田選手は、自宅近くのスイミングスクールで練習していた。
毎朝5時半から1500メートルを5本泳ぎ、それから登校する。3年間担任で水泳同好会顧問だった村岡直美教諭(45)は「授業中に居眠りもしない頑張り屋だった。自己管理能力が高く、私も尊敬しているくらい」と話す。午後も毎日練習。多い時には1日20キロ近く泳いだ。
高校2年の夏休み。仲のいいクラスメートが交通事故で亡くなった。クラス委員長だった柴田選手は、告別式で弔辞を読み上げた。ずっと泣き続け、ひどく落ち込んだ。直後の高校総体は、決勝にも進めなかった。「本人はそれを理由にしなかったが、感受性の強い時期。影響がなかったはずはない」と村岡教諭は言う。
アテネ行きが決まり、徳島県内で6月下旬、壮行会が行われた。久しぶりに帰郷した柴田選手は、亡くなった同級生の自宅を訪れて仏壇に手を合わせた。「オリンピックに行ってくるからね」。五輪出場を報告した。』
NEWS『競泳女子800メートル自由形決勝で、柴田亜衣(鹿屋体大)が快挙を成し遂げた。日本女子としては、1992年バルセロナ大会200メートル平泳ぎの岩崎恭子以来12年ぶりの金メダル獲得。日本女子の自由形では初のメダルとなった。今季、泳ぐたびに自己記録を塗り替えてきた22歳が、初の大舞台で大きく飛躍した。 昨年、柴田は世界選手権に初出場したが、3種目すべてに予選落ちした。国際大会は2002年のパンパシフィック大会を経験していたが、やはり海外での世界大会にそれまでにない重圧を感じた。「海外で外国人選手が多く、いつになく緊張した。自分が上だという気持ちを持たないといけない」と反省した。 これを機に柴田は変わった。昨年10月、田中孝夫コーチに今季の目標を聞かれた柴田は「五輪に出場したい」と伝えた。厳しい五輪派遣標準記録を突破するためには、タイムを上げる必要があった。田中コーチの厳しい練習を覚悟しなければならなかったが、「命を預けます」と言った。 それから練習量は増え、五輪に向けた7月の米国高地合宿では多い時で1日1万7000メートルを泳ぎ込んだ。泳ぐ時に呼吸の回数を減らして、心肺機能の強化も図った。その成果が出た。 田中コーチは「最初は(柴田は)ルビーかサファイアかと思ったが、実際に磨いたらダイヤモンドだった」。猛練習で磨き上げられたダイヤが最高に光り輝いた。(アテネ時事)』
NEWS『柴田 亜衣(しばた・あい)(鹿屋体大=競泳女子800メートル自由形)鹿屋体大4年。3歳から水泳を始め、02年パンパシフィック選手権、03年世界選手権代表。176センチ、61キロ。22歳。福岡県出身。(時事)
』
NEWS『20日夜(日本時間21日未明)のアテネ五輪競泳女子200メートル背泳ぎ。中村礼子選手(22)=日体大=は後半に猛烈に追い込み、アンテ・ブシュシュルテ選手(ドイツ)と全く同タイムでゴール。銅メダルが決まった瞬間、「涙が出てきた。すごく緊張したが、たくさんの応援に力をもらった」と涙をぬぐった。
オリンピックは今回が初めて。中学2年生で全国中学大会で優勝し、一躍注目された。泳ぎには定評があったが、2001年と昨年の世界選手権で代表選手に選ばれながら決勝に進めず終わる。「心配性なんです。試合前になるとナーバスになってしまって…」。結果が出せない自分の精神面の弱さを気にしていた。
失意に終わった昨年の世界選手権。秋になり、練習拠点を日体大の同級生で今大会2冠を獲得した北島康介選手(21)がいる東京スイミングセンター(SC)に移した。
北島選手を担当する平井伯昌コーチに、率直に打ち明けた。「試合前になると、言いようのない不安に襲われるんです。それを取り除いてください」。
東京SCには北島選手をはじめ、個人メドレー代表の三木二郎選手(21)=日大=ら、世界と戦おうという気概をみなぎらせた選手がおり、大きな刺激を受けた。
新しい環境での練習は「何もかもが変わった」。平井コーチは「康介(北島選手)らから、気持ちの部分でいい影響を受けたんでしょう」と話す。平井コーチも、実力は認めていた。「レースで自信を付けさせることが必要だった。精神面が強くなったと実感している」。(』
NEWS『競泳男子百メートルバタフライはマイケル・フェルプス(米国)が優勝し、今大会5個目の金メダルを獲得した。』
NEWS『競泳の女子800メートル自由形で柴田亜衣選手(22)が獲得した金メダルは、日本女子の五輪自由形で初めて取ったメダルだ。
15日の400メートル決勝で自由形女子で過去最高の5位に入賞、勢いに乗って800メートルで一気に表彰台へ上った。
3歳で水泳を始め、徳島・穴吹高時代は全国的には無名の選手で、高校総体も3年のときの800メートル5位が最高だった。鹿屋体育大へ進み、男子長距離の日本代表選手を数多く育ててきた田中孝雄監督の指導で急速に力をつけた。今年4月の日本選手権800メートルで、自己最高を10秒69も縮めて周囲を驚かせた。
同学年のライバルの存在も大きい。短水路(25メートル)の800メートル自由形の世界記録を持つ山田沙知子選手(21)。176センチと身長も同じ日本選手権7連覇中のトップスイマーが目標になった。800メートルは12位で決勝に進めなかった山田選手の思いも背負って快泳した。
自由形は、男子が戦前を中心に17個のメダルを取ってきたが、女子は32年ロサンゼルス五輪で前畑秀子が200メートル平泳ぎで2位に入って以来、00年シドニー五輪まで9個のメダルすべて自由形以外の種目だ。
最も速い泳者を決める「フリースタイル」は体力がものをいい、日本選手は欧米選手に差をつけられてきた。シドニー五輪まで日本の女子選手が自由形で決勝に進んだのは延べ8人、36年400メートルの小島一枝、92年200メートルの千葉すず両選手の6位が最高だった。
強い上半身を生かして腕の力でぐいぐい進み、世界と真っ向勝負を挑んだこの日の柴田の泳ぎは、日本女子競泳陣の躍進を象徴している。』
NEWS『アテネ五輪が盛り上がりを見せるギリシャで、窃盗被害に遭ったり、日本旅券(パスポート)を紛失する日本人が相次いでいる。中にはホテルの部屋に置いていた高額の現金を盗まれた男性もいたという。
在ギリシャ日本大使館領事部によると、日本選手団のアテネ入りが本格的に始まった8日から19日までの間、ギリシャで犯罪に遭い日本大使館などに被害の申告があったのは10件。そのすべてが窃盗で、6件はホテルの部屋に鍵を掛けていながら、現金を盗まれた。このほか、すりが3件、置き引きが1件あった。
日本の外務省によると、昨年、ギリシャで犯罪に巻き込まれ、在ギリシャ日本大使館に申告した被害は33件。五輪開幕前後の11日間だけで、昨年1年間の3分の1近くに上った。ただ、被害を届けないケースもあり、実際の被害はもっと多いとみられる。
また、8日から19日までの旅券の紛失は7件。このうち3件は、別の人が旅券を見つけ、本人に戻った。
ギリシャでは例年、偽警官が所持品検査名目で財布から現金を抜き取る窃盗事件やアイスクリームに睡眠薬を入れて金を奪う昏睡(こんすい)強盗などが発生しているが、8日以降、これらの事件の被害届はないという』
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アテネ五輪
結果速報!!
第7日目
準決勝
&
決勝 |
★準決勝種目★
WOMEN
50
METRES FREESTYLE
1 24.56 de Bruijn Inge,73,NED
2 24.90 Lenton
Lisbeth,85,AUS
3 24.99 Metella Malia,82,FRA
4 25.06 Joyce Kara
Lynn,86,USA
5 25.13 Engelsman Michelle,79,AUS
6 25.15 Alshammar
Therese,77,SWE
7 25.17 Thompson Jenny,73,USA
25.17 Delaroli
Flavia,83,BRA
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9 25.27 Veldhuis Marleen,79,NED
25.27 Niangkouara
Nery-M.,83,GRE
11 25.31 Gusmao Rebeca,84,BRA
12 25.36 Sheppard
Alison,72,GBR
13 25.37 Chiuso Cristina,73,ITA
25.37 Coparropa
Eileen,81,PAN
15 25.47 Khakhlova Svitlana,84,BLR
16 25.83 Brandt
Dorothea,83,GER
★決勝種目★
MEN
50 METRES FREESTYLE
1 21.93 Hall Gary,74,USA
2 21.94 Draganja
Duje,83,CRO
3 22.02 Schoeman Roland,80,RSA
4 22.08 Nystrand
Stefan,81,SWE
5 22.10 Lezak Jason,75,USA
6 22.18 Hawke Brett,74,AUS
7
22.26 Volynets Oleksander,74,UKR
8 22.37 Iles Salim,75,ALG
MEN
100 METRES BUTTERFLY
1 51.25 Phelps Michael,85,USA
24.36
2
51.29 Crocker Ian,82,USA
23.59
3 51.36 Serdinov
Andriy,82,UKR
24.30
4 52.27 Rupprath Thomas,77,GER
24.22
5 52.32
Marchenko Igor,75,RUS
24.67
6 52.34 Mangabeira
Gabriel,82,BRA
24.58
7 52.46 Draganja Duje,83,CRO
24.15
8 52.56
Huegill Geoff,79,AUS
24.60
WOMEN
800 METRES FREESTYLE
1 8:24.54 Shibata Ai,82,JPN
2:03.87
4:12.02 6:19.93
2 8:24.96 Manaudou Laure,86,FRA
2:02.15 4:09.77
6:18.39
3 8:26.61 Munz Diana,82,USA
2:04.75 4:12.96 6:21.70
4 8:26.97
Keller Kalyn,85,USA
2:05.75 4:13.35 6:20.64
5 8:29.04 Villaecija
Erika,84,ESP
2:05.22 4:13.95 6:22.44
6 8:29.37 Cooke
Rebecca,83,GBR
2:05.28 4:14.00 6:22.31
7 8:33.95 Henke
Jana,73,GER
2:06.18 4:15.68 6:25.33
8 8:37.02 Paduraru
Simona,81,ROM
2:05.43 4:14.40 6:24.90
WOMEN
200 METRES BACKSTROKE
1 2:09.19 Coventry Kirsty,83,ZIM
30.81 1:03.22 1:36.23
2 2:09.72 Komarova Stanislava,86,RUS
31.54 1:04.03
1:36.96
3 2:09.88 Nakamura Reiko,82,JPN
30.94 1:03.70 1:36.89
4 2:09.88
Buschschulte Antje,78,GER
30.82 1:03.30 1:36.28
5 2:10.70 Hoelzer
Margaret,83,USA
31.20 1:03.93 1:36.88
6 2:11.15 Ornstedt
Louise,85,DEN
31.25 1:04.36 1:38.25
7 2:12.11 Sexton Katy,82,GBR
31.44
1:05.11 1:38.92
8 2:12.90 Terakawa Aya,84,JPN
31.40 1:05.20 1:38.69