08・13 何とか間に合いました!。「アテネ五輪★見どころガイド」が完成です!!。毎日の開始時間、「この日の見どころ」をクリックすると、直前の「世界ランキング」と見どころを解説してあります。ぜひ、ご覧ください!!。

あらいSSの皆様にお知らせ。
@狛江市民大会に、大勢のエントリーをいただきました。ありがとうございました
Aジャパンマスターズのビデオが出来ました。ビデオ係Kさんの名セリフ「スタートとターンがうまく撮れなくて、泳いでるところは撮れませんでした…。」などなど、すごい映像満載!?です。ご希望のかた、あらいまで…。



NEWS『男子平泳ぎの北島康介(日体大)ら日本の競泳陣が12日、選手村で記者会見し、10日から会場のプールで調整を続けている日本のエースは「金メダルを目標に、悔いのないレースをしたい。狙えるところにいるので、実現させたい」と、金メダルという言葉を口にして意気込みを語った。男子背泳ぎの森田智己(日大)は「ここまで来たらやるだけ」と話し、女子バタフライでメダル圏内の中西悠子(枚方SS)は「チームに勢いをつけられるように、初日の百メートルは予選からベストを更新したい」。女子自由形長距離の柴田亜衣(鹿屋体大)は「自分の泳ぎをして決勝に残れるよう頑張りたい」と決意を語った。 上野広治ヘッドコーチは「北島は百、二百メートルともに負けるということは全く考えていない」と強気に話した。競泳は14日から始まり、北島は初日の男子百メートル平泳ぎ予選から登場する。』


NEWS『史上最多の202カ国・地域が参加するアテネ五輪は13日夜(日本時間14日未明)から五輪スタジアムで開会式を行い、いよいよ生誕の地に戻った祭典の幕を開ける。1997年の開催決定から7年。準備遅れとテロへの不安が懸念されてきた大会は、ハードとソフトの両面がぎりぎりで間に合い、29日まで28競技、301種目で熱戦を展開する。開会式は13日午後7時半(同14日午前1時半)からのアトラクションでスタート。同8時半(同午前2時半)すぎからの式典では開催国ギリシャの国旗が先頭で入場し、史上最多の513人の選手団を編成した日本は57番目に登場。戦争の後遺症に苦しむイラクやアフガニスタン選手団のほか、前回シドニー五輪に続き韓国と北朝鮮が南北合同行進する。』


NEWS『アテネ五輪組織委員会は12日、開会式会場の五輪スタジアムまでリレーする聖火ランナーを発表し、12日夜(日本時間13日未明)に陸上男子のスーパースター、カール・ルイスさん(米国)が観光名所のアクロポリスまで聖火を運ぶなど、予定が一部変更となった。開会式当日の13日はアテネ市中心部をリレーし、五輪スタジアムすぐ近くの第1回近代五輪マラソン優勝者スピリドン・ルイスの生誕地まで、そのひ孫マノリス・ルイスさんが聖火を運び、開会式を待つ。』


NEWS『ギリシャのルソプロス国務相(報道担当)は12日の会見で、アテネ市の軍事施設の近くでビデオを撮影したとして、アテネ五輪の取材に来ていたテレビ局の中国人記者ら3人の身柄を同日拘束したことを明らかにした。軍事施設はオリンピック村の近くで、立ち入り禁止。警察は3人に撮影目的などを聴いている。アテネでは五輪の取材記者やカメラマンが誤って立ち入り禁止地区に入り、一時拘束される事例が相次いでいる。』


NEWS『国際オリンピック委員会(IOC)のロゲ会長は12日、当地での総会終了後に記者会見し、アテネ五輪では「31項目にわたる規模縮小の方策が取られており、組織委員会の出費を節減するだろう」との見通しを語った。IOCは五輪の肥大化抑制のため、五輪研究委員会の提案をもとに117項目の節減策を適用する方針。最終的には2012年夏季五輪での達成を目指すが、アテネでも第一歩として一部が導入された。 同会長はまた、大会中の警備体制について「ギリシャ政府はできることをすべてやってくれた。満足している」と、あらためて信頼感を示した。』


NEWS『2008年北京五輪組織委員会の劉敬民副会長は12日、アテネで記者会見し、メーンスタジアムを含む五輪施設の建設計画の規模を縮小する方針を明らかにした。また、見直しに伴い06年までに完工する予定だった施設建設が07年までずれ込む可能性を示唆した。中国は新設する18施設のうち、メーンスタジアムとなる北京の「国家体育場」を含む7施設の建設に着手しているが、同副会長は、国際オリンピック委員会(IOC)の要請と政府の五輪経費節減方針を受けて(1)現有施設の有効活用(2)新施設の設計(3)五輪後の有効利用−−の観点から現在計画の見直しを行っていると述べた。ただ、施設の機能など基本計画には変更のないことを強調した。各施設の工期についてはIOCと綿密に協議するとし、7月末から建設が中断している「国家体育場」については「見直しが終われば、工事を再開する」と語った。』


NEWS『世界反ドーピング機関(WADA)は12日、当地で記者会見し、パウンド委員長はアテネ五輪参加選手に対する抜き打ち検査が既に約100件実施されたことを明らかにした。禁止薬物に陽性反応を示したのは、現時点ではケニアのボクシング選手1例だけ。また同委員長はアテネ五輪で、米国陸上界のトップ選手の使用が問題化している新種のステロイド、テトラハイドロゲストリノン(THG)のほか、酸素運搬能力を高めるエリスロポエチン(EPO)とその関連物質のHBOCの摘発も目指すとしている。』


NEWS『国際オリンピック委員会(IOC)総会最終日は12日、当地で行われ、開幕を翌日に控えたアテネ五輪組織委員会が、総会での最後の準備報告をした。組織委のアンゲロプロス会長は「アテネは用意できている」と大会開催に自信を示し、入場券販売が約270万枚に達したことを明らかにした。一時は深刻な遅れが指摘されていた準備に対し、IOC委員からは「アテネに着いて目にしたのは奇跡だった」(アデフォーペ委員)「かつて悲観的だったことを謝罪したい」(ペスカンテ委員)などねぎらいの言葉が寄せられた。ロゲIOC会長は「準備の完了を喜ぶが、これから大事な2週間が始まる」と述べ、円滑な大会運営に期待した。』


NEWS『日本水連は12日、競泳日本記録(長水路3、短水路1)の追加公認を発表した。 いずれも男子で、400メートル自由形で松田丈志(東海SC)が5月30日の西日本年齢別選手権で記録した3分48秒81と、6月12日の欧州グランプリ・ローマ大会で出した3分49秒31が公認された。200メートルメドレーリレーは、福岡大(山野井、平良、北本、竹内)が7月10日の福岡県選手権で記録した1分42秒09。短水路は、200メートルバタフライの武藤慎(東京SC)が6月5日の東京都ブロック記録会でマークした1分53秒35。』


NEWS『アテネで五輪「参加」11回目という五輪バッジ収集家、アイザック・オシンさん(55)=キューバ出身=が、アクロポリスの丘のふもとに五輪ピンバッジを売買する店を開業している。オシンさんは1984年、ロサンゼルス五輪の時、たまたま道で出会った人と、持っていたバッジを交換して興味を持った。以来、夏季、冬季の大会に欠かさずに出掛け、バッジの交換や売買を続けてきた。既に集めたバッジは数1000点に上る。「いろいろな国にいくことで世界中に新しい友達ができるのが魅力」とオシンさん。元は教師だったが、今はバッジの販売による収入が主な生活の糧だ。』


NEWS『アテネ五輪に参加する地元ギリシャ選手団が11日、選手村で入村式を行い、カラマンリス首相やアテネのバコヤンニ市長、アンゲロプロス五輪組織委員会会長らも出席し、ギリシャが一丸となって戦う姿勢を示した。五輪の成功には地元選手の活躍が不可欠。同首相は「国民はメダルを期待するが、選手のみなさんが試合に参加することが国民へのメッセージになる」と重圧をかけないように励ました。国旗を掲揚係に手渡したシドニー五輪テコンドー男子の金メダリスト、ミハリス・ムルツォスは「すごく調子はいい。メダルを取る準備はできた」と意欲を見せた。』


NEWS『ベオグラードからの報道よると、セルビア・モンテネグロ(旧ユーゴスラビア)の議会関係者は11日、アテネ五輪に向けて制定を急いでいた新国歌について、議会内の調整がつかないため五輪に間に合わなくなったことを明らかにした。
新国歌案は、第二次大戦前のセルビア国歌と、最近に採択されたばかりのモンテネグロ共和国歌を、つぎはぎした妥協の曲。急ごしらえなため、関係が複雑な両共和国の双方から反対の声があがり、議会は新国歌案を承認するための投票もできなかった。』


NEWS『競泳男子平泳ぎで金メダルを狙う北島康介(日体大、東京SC)、女子二百メートル背泳ぎで今季世界ランク1位の中村礼子(日体大)、男子個人メドレーでメダル獲得を目指す三木二郎(日大)が11日、五輪会場となる水泳センターメーンプールで軽めの調整をした。北島はスタート練習で序盤のタイムをチェックしたほか、スタート台の感触を確かめた。』


NEWS『アテネ五輪組織委員会は11日、ギリシャ語のアルファベット順で行われる開会式入場行進の順番を発表し、日本選手団は、米国に続いて57番目に入場することになった。慣例では1896年に第1回五輪を開いたギリシャ選手団が1番目に入り、開催国が最後に入場する。しかし今回はギリシャでの開催のため、1番目の入場はギリシャ国旗だけ。ギリシャの選手団は最後に登場する分離行進となる。ギリシャに続く2番目はセントルシア。前回シドニー五輪を開いたオーストラリアは20番目、イラクは61番目。2008年北京五輪を控える中国が78番目、シドニー五輪に続いて合同入場行進を実施する北朝鮮と韓国の「コリア」は84番目となる。』


NEWS『視線すら合わせなかった。ハンセンら、米国チームがプールに到着したのが午後6時30分。その15分後にプールサイドに現れた北島は、水に入らずに入念にマッサージを受けた。5コースではハンセンが平泳ぎの調整を開始したが、北島は泳がない。結局、日本のエースがプールに飛び込んだのは、ハンセンが45分間の練習を終えてから。しかも選んだのはハンセンのいた5コースではなく、隣の4コース。アテネをわかせることになる2人が同じ時間帯に水につかることはなかった。イタリア・オルビアからの約8時間の移動の疲れをとるため、クロールやバタフライ中心の8分間の調整で切り上げた北島は「ハンセン?気にもならない。今後?(世界記録樹立について)おめでとうくらいは言うかな」とライバルを“無視”。これに対し、ハンセンは「北島は僕の記録を破ろうとするだろうけど、僕は自分の力を証明したい」と自信を見せた。2人が顔を合わせたのは、ハンセンが北島の世界記録を破った7月以来初めてのこと。声を掛けることも、握手をすることもなかったが、すでに戦いは始まっている。9日のタイムトライアルでは百メートルで世界新記録に相当する好記録を出し、追い風も吹いている。上野広治ヘッドコーチ(45)は「北島がこんなにいいタイムで泳いでいることを、ハンセンに伝わるように書いてください」と日本の報道陣に要請し、プレッシャーをかける作戦に出た。「五輪を楽しもうという気持ちが強い」と笑った北島だが、決戦へ向けて緊張感は高まってきた。』


NEWS『競泳男子自由形で注目されるイアン・ソープ(21=オーストラリア)が、ワイルドな長髪、無精ひげ姿にイメチェンした。水泳大国オーストラリアの競泳チームが10日、アテネ市内で記者会見した。今大会初の「大物」登場とあって会見場は約40台のテレビカメラが集結するなど大パニック。ソープは「選手村は快適だよ。動物園(報道陣)から解放されるから」と、冗談ぽく話した。米国の新怪物、フェルプス(19)と直接対決する男子200メートル自由形は今大会の超目玉。19歳のライバルに「7冠は無理」と忠告したのを「自分ができないだけ」と、挑発的に言い返された。「彼は並はずれたアスリートだけど、特別視はしない。エネルギーを集中させれば結果はついてくる」。発言はいつも通りに優等生だったが、様変わりした長髪姿で挑発しているようだった』


NEWS『13日のアテネ五輪開幕を控えた10日、選手村が報道陣に初めて公開された。中央西側の大食堂は1万5000平方メートルと巨大で、5000席もある。「アジア料理」「ギリシャ料理」「ピザ・パスタ」などのコーナーに分かれ24時間、いつでも食事ができる。10日からは、日本オリンピック委員会(JOC)のオフィシャルパートナー、味の素の協力でご飯、みそ汁などの日本食も置かれ、日本選手団の強い味方に。女子ホッケーの桜井絵美(22)は「広くてまだ全部見てない。食堂が大きくて気に入った」とうれしそう。』







08・12
 お知らせがたくさんありますが、時間がないので明日更新します。アテネが始まる!!。

NEWS『アテネ五輪に出場する米国競泳陣が11日、当地のメーンプレスセンターで記者会見し、32年ぶりの7冠を狙う男子のマイケル・フェルプスや、北島康介(日体大)のライバルであるブレンダン・ハンセンらが抱負を語った。 今大会の目玉選手として質問が集中したフェルプスは、「最初の目標は金メダルを1つ取ること。シドニー五輪ではメダルを取れなかったので、それから」と慎重な言い回し。7冠達成ならスポンサーから贈られる100万ドル(約1億1000万円)のボーナスについて、「五輪はエキサイティング。全力を尽くしたい」などとお金の話題はかわした。 一方、7月の米五輪選考会の平泳ぎで100、200メートルともに北島の世界記録を塗り替えたハンセンは、「五輪は世界記録がよく出る大会。目標は自己ベストを出すことで、北島も同じだろう」とライバル意識を燃やしていた。』


NEWS『アテネ五輪競泳男子平泳ぎのエース北島康介(21)=東京SC=が、本番を目前にして驚異的な“世界新”を叩き出した。イタリア・サルデーニャ島での合宿最終日となった9日、五十メートルのタイム測定で自己最速タイムをマーク。百メートル相当では、先の全米選考会で“北島超え”を果たしたブレンダン・ハンセン(22)=米国=の世界記録(59秒30)を上回っており、アテネでの金メダルをはっきりと視界にとらえた。夕暮れのプールで北島が猛然と水をかいた。クラウチングスタートから鋭く飛び込み、スピードに乗る。五十メートルを21ストロークで泳ぎ切ると、平井伯昌コーチ(41)の時計は28秒37を示していた。北島自身が持つ日本記録(59秒78)における50メートルのラップは28秒61。これだけでも十分に手応えのあるタイムだった。 しかもこのあと1分間のインターバルを挟んで、飛び込まずに測定した五十メートルのタイムは24ストロークで30秒40。この2回の泳ぎを合わせた“五輪仮想レース”のタイムは58秒77となり、百メートルの決勝(15日)でその泳ぎを見せれば、世界記録保持者のハンセンを1メートルほど引き離してのフィニッシュとなるはずだ。「今の時点で昨年を上回っている。これまでの練習でも28秒3はなかった」と平井コーチは絶賛。昨年のバルセロナ世界選手権前の測定では28秒台後半を出すのがやっとだったがそれでも本番では百メートルで59秒78、二百メートルで2分9秒42の世界新(当時)で優勝した。6月にローマで行われた大会では敗れたが、五輪本番を前にした仕上がりは昨年をはるかにしのぐ状態。「自信になりました。いいんじゃないですか。だんだんよくなっている」と北島も充実の表情だった。』


NEWS『アテネ五輪組織委員会は10日、アテネ市内に入る聖火リレーの走者について、ロサンゼルス五輪陸上で4個の金メダルを獲得したカール・ルイスさん(米国)や、英国人スーパーモデルのナオミ・キャンベルさんらが開会式当日の13日に市中心部での走者を務めると発表した。12日には1896年の第1回近代五輪のマラソンで優勝したスピリドン・ルイスさんのひ孫も走ることになった。 』


NEWS『競泳陣は11日午前、男子背泳ぎの森田智己(日大)ら3選手が水泳センターメーンプールで調整し、森田はスタート練習などで本番プールの感触を確かめた。 男子平泳ぎの北島康介(日体大、東京SC)ら6選手は休養。調子を上げてきた北島について、青木剛監督は「状態としてはベストに近い」と手応えを口にした。(共同) 』


NEWS『シドニー五輪でオーストラリアに奪われた「水の覇者」の座の奪回を目指す米国の競泳陣が11日、アテネで記者会見し、男子平泳ぎで金メダルを狙う北島康介(日体大、東京SC)のライバルで100、200メートルの世界記録保持者のブレンダン・ハンセンは「目標は自分のベスト記録を破ること。これまでもそうだったが、キタジマが一番の強敵になる」と話し、挑戦者の立場に戻った北島に警戒感を示した。 記者会見には世界記録を持つ7選手が出席。個人5種目、リレー3種目の計8種目に出場可能で、1972年ミュンヘン五輪でマーク・スピッツ(米国)が獲得した7個の金メダルを上回るかが注目されているマイケル・フェルプスは「まず金メダルを一つ取ることが最大の目標」と、最初の400メートル個人メドレーに全力を注ぐ構えだ。 200メートル自由形には世界記録保持者のイアン・ソープ(オーストラリア)ら強敵は多いが「(7個以上の金メダルも)不可能ではない」と強気だった。 』


NEWS『アテネ五輪のシンクロナイズドスイミング日本代表が11日、選手村で記者会見し、デュエットの立花美哉、武田美保組(井村シンクロク)の金メダル獲得に向け、井村雅代ヘッドコーチは「ただ上手なだけでなく、インパクトの強い演技をやらせたい」と指導方針を語った。 シンクロ代表は8日にアテネ入り。現在は五輪会場の屋外プールで練習している。13日の開会式に出た後、14日からパトラスで最終合宿を張り、23日の競技開始に備える。 世界トップのロシアを破るために、演技のよさだけでなく勢いが大切とし、訴えかける一瞬の表情を含めた印象の強い演技に取り組んでいる。立花は「太陽の強さ、風の強さに慣れてきて徐々によくなってきた。今は、ロシアとどう戦うかという思いでやっている」と意気込みを語った。(共同) 』


NEWS『国際オリンピック委員会(IOC)が、ソマリア・サッカー連盟の運営資金を着服したとされている同国オリンピック委員会のアド会長に対し、アテネ五輪参加に必要な資格認定証の発給を差し止めたことが11日、分かった。 アド会長をめぐっては、国際サッカー連盟(FIFA)がことし7月、資金流用の事実があったとして、サッカーに関連する活動を10年間禁止する処分を出した。IOCでも倫理委員会が調査した結果、差し止めが妥当との結論となった。(共同) 』
NEWS『国際オリンピック委員会(IOC)は10日、アテネ五輪のボクシングに出場予定だったバンタム級のデービッド・ムニャシア(ケニア)から禁止薬物の興奮剤が検出され、失格になったと発表した。7月30日の選手村オープンとともにIOCが開始した抜き打ちドーピング(薬物使用)検査で初の違反となった。 同選手は6日午前に選手村に到着し、同日午後に受けた検査で陽性となった。IOCは今五輪中に約400件の事前検査を含む約3000件の検査を実施する予定で、前回シドニー大会の25%増という。(共同) 』


NEWS『アテネ五輪開会式の2度目の全体リハーサルが10日夜、会場となるアテネの五輪スタジアムに、アテネ五輪組織委員会の職員やボランティア、協賛社関係者ら約6万人を集めて行われた。最終リハーサルに大きな混乱はなく、13日の開会式本番を迎える準備が整った。 8日に行った最初のリハーサルは約2万5000人を入れたが、この日はほぼ満員に近い状態。ギリシャ公安省によると、入場時に多少の混雑があった以外は、公共交通機関を使った観客輸送や道路の交通整理も大きな問題はなかった。(共同)』


NEWS『アテネ五輪の選手村が主催する各国選手団への入村式で、アテネの劇団による歓迎のパフォーマンスが演じられている。五輪にまつわる前衛的な舞台に各国選手団はさまざまな反応を見せた。選手村長の歓迎あいさつと国旗掲揚後に始まる公演は約5分間。古代五輪競技をイメージした舞踊や五輪にかかわるギリシャ神話を題材にした寸劇風の舞台など4つのグループが、日替わりで出演する。古代五輪を演じるパフォーマンス劇団「メトボディオン」は、俳優2人が半裸姿で出演しロードレースや格闘技パンクラチオンの様子を肉体だけで表現。俳優のイオアニス・コトシタスさん(29)は「ケニアは舞台に上がってくるほど興奮したみたい」「韓国は立ち上がって拍手をしてくれたけど、北朝鮮の人は静かに座って見ていた。なんでこんなに違うの?」ギリシャ神話の舞台では、逆立ちした男性の股間(こかん)にリンゴを置くなどの演出があり、アジアからの報道陣が困惑した表情を見せる中、感想を聞かれたマケドニアの選手は「素晴らしい舞台」と褒めたたえた。公演は入村式がある14日まで行われ、一部の劇団は五輪期間中に市内の広場で演じる予定。』


NEWS『 競泳で五輪7冠を目指すマイケル・フェルプス(19)=米国=が、8種目目となる四百メートル自由形リレーに出場する可能性が高くなった。選考会で百メートル自由形に出なかったフェルプスのメンバー入りには不満の声も出ているが、49秒00を2度出した力をコーチ陣が評価しているもの。一方、スペインで合宿中のフェルプスは7日、「ベストを尽くすことが目標。金メダル1個を獲れれば」と、開幕直前になって弱気なコメントを口にした。』


NEWS『時計の数字は、世界記録をはるかに上回っていた。58秒77。ストップウオッチを押した平井伯昌コーチの声が弾んだ。「ひとつの練習だけで判断できないが、最後の最後で手応えを感じられた」。北島は、やっぱり金メダル候補筆頭だ。 一応、この仰天記録のタネ明かしをしておこう。50メートルプールを、インターバル(1分間)を挟んで往復したタイムトライアル。本番同様にスタート台から飛び込み、まず50メートルを泳いで、28秒37。蹴伸びスタートで後半の50メートルを泳いだ記録が、30秒40。足せば100メートルを58秒77で泳いだことになる、というわけだ。 現在の世界記録は、7月にブレンダン・ハンセン(米国)が北島の記録を抜いて樹立した59秒30。今回のタイムは、これを0秒53も上回る。もちろん、単純に比較はできない。電子時計よりタイムが早く記録される手動時計での計測。インターバルをはさんでスタミナは回復している。ターンによるロスタイムが省かれていることを考えあわせれば、0・6〜0・7秒加える必要がある。 でも、バカにしてはいけない。このタイムは、今まで北島が練習で出した中では、最速だ。世界新を樹立して金メダルに輝いた昨年の世界選手権(バルセロナ)の前でも「59秒6ぐらいだった」(平井コーチ)。となれば、この調子をキープすれば、五輪でも世界新での金が見えてくる。 北島は、4月の日本選手権で自己記録を更新できず、6月の欧州GPローマ大会では100、200メートルともに敗れ、その後、ハンセンに自己記録を抜かれた。金メダルに黄信号がともったかに見えたが、そうではない。6月以降は200メートルで力を発揮する大きなストロークの泳ぎを追求、今回の最終合宿では100メートル用のピッチ泳法で調整して、その結果が出た。14日の競技初日の直前に、好調を裏づける数字をたたき出してみせた。 全身の毛を剃って水の抵抗を少なくする処理はまだしていない。本番なみの極限の精神状態でもない。それでもこの数字。まだ、上がり目はある。ということは−。 この日、アテネ入り。本番プールでの最終練習を経て、本番へ向かう。「やっぱり金メダル。五輪では(世界記録保持者の)ハンセン以上の記録を狙う」と話す北島。どうやら、五輪での快挙が見えてきた。
■北島苦闘メモ■
★低迷五輪選考会を兼ねた4月の日本選手権100平、200平で優勝。しかしそれぞれ1分0秒39、2分10秒70と自己ベストを更新できず
★敗戦6月の欧州GPで2大会に出場。バルセロナの100平は1分1秒11で制したが、ローマでは200平で2位、100平で3位と連敗
★記録7月に米国の新鋭ハンセンが100平を59秒78、200平を2分9秒04で制覇。北島の持つ世界記録が一気に2つとも破られた
★地元・荒川区から応援団出発
 北島の実家がある東京・荒川区民応援団の第1陣が10日、成田空港からアテネへ出発した。藤澤志光区長や菅谷安男区議会議長ら32人が、「めざせ金メダル、北島康介選手がんばれ!」と染め抜かれたそろいのTシャツを持参。荒川の英雄をバックアップする。
★日本チーム準備は万全
 「事前準備は完ぺきにできた」と、上野ヘッドは満足そうに振り返った。この日は北島のほか女子背泳ぎの中村礼子(日体大)もタイムトライアルで好記録をマーク。他の選手も順調に仕上がり「準備は万全で出陣できる」と手応え十分だ。 』


NEWS『アテネ五輪組織委員会は10日、アテネ市内に入る聖火リレーの走者について、ロサンゼルス五輪陸上で4個の金メダルを獲得したカール・ルイスさん(米国)や、英国人スーパーモデルのナオミ・キャンベルさんらが開会式当日の13日に市中心部での走者を務めると発表した。12日には1896年の第1回近代五輪のマラソンで優勝したスピリドン・ルイスさんのひ孫も走ることになった。 』


NEWS『日本のエース北島康介(21=東京SC)が危機を乗り越えて悲願を達成する。昨年の世界選手権100、200メートル平泳ぎを世界新で制したが、今季は自分の泳ぎを見失い不調が続く。7月の米国五輪代表選考会ではブレンダン・ハンセン(22)に両種目の記録を更新された。アテネ五輪での金メダルは逆風をバネに、自分の泳ぎを取り戻せるかどうかにかかっている。本番が迫るごとに逆風は強くなっている。五輪1カ月前、北島は世界王者の座から陥落した。米国五輪代表選考会でハンセンに100メートル59秒30(北島59秒78)、200メートル2分9秒04(同2分9秒42)と両種目で自身の世界記録を更新された。「アテネではみんなが倒しにくるだろう。でも、自分は同じ泳ぎをするだけ。他の人がどう思うかは関係ない」とハンセン。ライバルが自信をつける一方で、北島は今季に入って苦しんでいる。五輪前最後のレースになった6月の欧州GPローマ大会では、100、200メートルともに優勝を逃した。五輪と同じ長水路(50メートル)の国際大会では約3年ぶりの敗戦。日本選手権に続く不調に、平井伯昌コーチ(41)は「歯車が狂っている。進んできた道が正解ではないのか」と思い悩んだ。その後平井コーチは、100、200メートル両方から200メートルにより重点を絞る方針を固めた。五輪直前に追い込まれた末の決断。北島の持ち味は1ストロークで進む距離の長い、大きな泳ぎにある。だが、今季はこの泳ぎがでていない。自分の理想の泳ぎを取り戻すためには、忙しい100メートルではなく、距離の長い200メートルで練習した方が得策と判断した。北島も必だった。欧州GPから帰国後は、自分のいい時のビデオを何度も見た。02年アジア大会、昨年の世界選手権と世界記録を出した時の泳ぎを繰り返した。「前のビデオを見て、こまめに泳ぎをチェックした。理想というか、こういう泳ぎをしようという感覚が分かってきた」。コーチとの会話不足も反省した。平井コーチからは世界王者として尊重されたこともあり、最近は以前より顔を付き合わす時間が減っていた。これまで緊密な二人三脚で記録を更新してきた。「平井コーチとは毎日練習が終わった後、いろいろ話している。これからもコミュニケーションをしっかり取っていきたい」。五輪直前に泳ぎだけでなく、コーチとの関係も原点に返ろうとしている。
02年アジア大会200メートル世界記録以来、上昇を続けてきた。昨年世界選手権でダブル世界記録、金メダル獲得。このまま五輪金メダルまで突っ走るとだれもが思った。五輪直前の試練。北島はイタリア・サルデーニャでの最終合宿を終え、10日にアテネ入りする。「ハンセンが出した世界新は素晴らしい。(五輪で)戦えることを楽しみにしている。本番はあくまでもアテネ。これで挑戦者として戦える」。土壇場での極限の集中力ならだれにも負けない。本来の力を取り戻すことができれば、必ず、金メダルは手に入るはずだ。
1982年(昭和57年)9月22日、東京都荒川区生まれ。日体大4年。シドニー五輪100メートル4位。01年世界選手権200メートル銅。02年アジア大会200メートルで2分9秒97の世界新をマーク。03年世界選手権100、200メートルは世界記録で2冠を達成した。177センチ、72キロ。』


NEWS『NTTドコモは第3世代携帯電話「FOMA」端末でアテネ市内から日本に電話できるサービスを始めた。料金は「国内料金」を適用する。サービス期間は9月30日まで。FOMAは海外から日本への通話は、そのまま同じ端末ではできなかったが、ドコモはアテネ市街に基地局を建設、日本と同じ通話エリアを作り上げた。多くの人が集まる五輪を機に、FOMAを広くPRする狙いだ。パルテノン神殿などのあるアテネ市中心部の半径約1キロ内で、音声通話やインターネット接続のiモード、テレビ電話もできる。電話番号も国番号を押す必要がなく、国内と同様に使える。日本にギリシャ政府から電波利用の許可を受け、数千万円かけて3カ所に基地局を設けた。メーン会場は「圏外」だが、エリア内なら一度に約1000人まで通話できる。欧州ではボーダフォンが、日本の端末を使ってそのまま通話できるが、料金は割高な国際料金。ドコモも、通常なら海外では専用端末をレンタルしなければならない。』







08・11 
五輪関係のNEWS、たくさん届いております!!。

NEWS『日本のエース、男子平泳ぎの北島康介(日体大、東京SC)ら日本の競泳陣20人のうち9人が10日、最終合宿地のイタリア・オルビアから再びアテネ入りし、五輪会場となる水泳センターメーンプールで初練習した。北島は午後7時前にプールに到着後、早朝からの移動を考慮して入念なマッサージを受けた。世界記録を破られたブレンダン・ハンセン(米国)と入れ違いでスタートした水中練習は10分程度、400メートルを泳ぎ、水の感覚を確かめる程度で終えた。最終合宿で調子を上げた北島は「(会場に)入った瞬間、緊張感もあった。気持ちも高められたらいい」と落ち着いた様子で話した。』


NEWS『アテネで10日、五輪施設の工事中に事故死した13人の労働者を追悼する集会が開かれた。参加者は「工事を間に合わせようと急ぎ、安全管理を徹底しなかったために死者が出た」と訴えた。アテネの中心部シンタグマ広場脇で開かれた集会には500人を超える建設労働者らが集まった。13の十字架を地面に立て、一人ひとりの名前や年齢を読み上げて「現場の責任者は誰も罪を問われていない」と怒りをぶつけた。13人は選手村や競技会場の建設現場で事故に遭い、うち7人は外国人労働者。けが人は約250人に上るという。参加したパパス・アポストロスさん(55)は「労働者はこき使われるだけで、出来上がった施設を使うこともできない」と不満げに話していた。』


NEWS『11日の国際オリンピック委員会(IOC)総会で実施される理事選の立候補者に10日、ハシェミ・タバ委員(イラン)の立候補が追加された。同委員は立候補を提出していたが、手続き上の不手際で当初の立候補者名簿から漏れていた。この結果、5人の候補者が2つの空席を争うことになった』


NEWS『アテネ五輪開会式の2度目の全体リハーサルが10日夜、会場となる当地の五輪スタジアムに、アテネ五輪組織委員会の職員やボランティア、協賛社関係者ら約6万人を集めて行われた。最終リハーサルに大きな混乱はなく、13日の開会式本番を迎える準備が整った。8日に行った最初のリハーサルは約2万5000人を入れたが、この日はほぼ満員に近い状態。ギリシャ公安省によると、入場時に多少の混雑があった以外は、公共交通機関を使った観客輸送や道路の交通整理も大きな問題はなかった。』


NEWS『開幕が目前に迫ったアテネ五輪の聖火が10日、「マラソン発祥の地」マラトンに到着した。マラソンのスタート地点でもある広場には聖火台が用意され、1時間以上前から観客でぎっしり。午後7時半、トーチを掲げたギリシャの重量挙げ選手、ヨルゴス・ゼリリスさん(31)がゆっくりと登場。聖火を点火すると、会場から大きな拍手と歓声がわき起こり、五輪ムード一色に。けがをしている左腕をかばいながら、1歩1歩踏みしめて聖火を運んだゼリリスさんは「歴史的な地を聖火リレーできて誇りに思う」と笑顔を見せた。聖火はこの後、13日の開幕を目指し、今回のマラソンコースの一部をたどりながらアテネのメーンスタジアムへ向かう。』


NEWS『ギリシャのアテネ通信によると、五輪の米国代表団長を務めるブッシュ元米大統領が10日、ギリシャ北部カバラの空港に到着した。バーバラ夫人と、現在のブッシュ大統領の双子の娘バーバラさんとジェナさんのほか、連邦捜査局(FBI)の20人が同行した。 元大統領らは同空港から宿泊先の豪華客船にヘリコプターで移動。11日にアテネ南部のピレウス港入りし、13日の開会式に出席する予定。』


NEWS『競泳の今季世界ランキングで、トップの日本選手が2人いる。女子二百メートル背泳ぎの中村礼子(日体大)と同八百メートル自由形の山田沙知子(関大、コナミスポーツ)だ。メダル獲得へ向け、中村は快調、山田も疲労のピークを乗り越えて最後の追い込みに入った。中村は、シーズン序盤から好調を維持している。6月、ローマの大会の二百メートルで2分10秒09と、日本記録に0秒04に迫る自己ベストをマーク。その後のスペインでの高地合宿でも、文句のないタイムを出している。9日には百メートル背泳ぎを想定したタイムトライアルで好記録を出し、スピードも身に着けたことをアピールした。「最初は百メートルなので、集中してスピードをどんどん上げていきたい」と意欲的だ。山田には試練があった。7月末に米国での高地合宿を終え、アテネに一時入村。同31日の練習中に、プールで泣きだしてしまった。合宿を終えたばかりで長旅も重なり、疲労は極限。思い通りの泳ぎができずに心が乱れたからだった。』


NEWS『108年ぶりに生誕の地へ戻るアテネ五輪の開会式で、聖火台に火をともす最終ランナーはいったい誰なのか−。極秘事項をめぐって、当地ではうわさが乱れ飛んでいる。ギリシャ・オリンピック委員会の関係者によると「最終走者は男性になる可能性が高い」という。誇り高いギリシャ国民は、世界的な認知度が高い人物を求めていると言われている。シドニー五輪陸上男子二百メートル覇者のコンスタンティノス・ケンデリスが“適役”だが、同国選手団長が「彼は米国合宿中で、アテネ入りは21日だ」と打ち明けた。連覇に向けて集中している選手が、開会式だけのためにわざわざ帰国するか疑問だ。重量挙げの選手も有力だ。選手団の旗手を務めるピロス・ディマスにアカキオス・カキャシビリスは、ともに五輪で4連覇を目指す人気者。アトランタ五輪ヨット金のニコラオス・カクラマナキスという声もある。第1回アテネ五輪のマラソンを制したスピリドン・ルイスの孫の起用もあり得る。本人は「開会式に呼ばれている」と話している。1987年バスケットボール欧州選手権で劇的な優勝を遂げたチームのニコス・ガリスも候補という。レークプラシッド冬季五輪のアイスホッケーで奇跡の優勝を果たした米国チームのメンバーが、ソルトレークシティー冬季五輪の点火者を務めた例もあり、欧州選手権に初優勝して国中を熱狂させたサッカーのギリシャ代表も考えられる。女性だとすれば、女優のサリア・プロコピウさんか。3月25日にオリンピア遺跡で太陽光から聖火を採火した。その人が最後に点火するのも粋な演出になる。』


NEWS『10日付の英紙タイムズは、アテネ五輪開催中に英米とイスラエルの治安当局が武装要員を現地に派遣し、選手や要人の警護に当たらせると伝えた。同紙によると、ギリシャの国内法は外国人の武器携帯を禁止しているが、同国政府はこれら3カ国の警護要員については特例として銃の携帯を認めたという。同紙は情報源を明らかにしていないが、米高官の話として、米当局はギリシャ政府が反対しても治安要員に武装させると伝えた。同紙によると、英当局は「外交行のう」で銃をアテネに送る。米国と違い個々の選手を直接ガードすることはなく、英国から観戦に訪れる要人を警護するほか、有事に備え待機するという。ギリシャのパリペトラリア文化相代行は、外国からの治安要員派遣は認めないとの立場を示していた。』


NEWS『アテネ五輪組織委員会は9日、開会式の演出に史上初めてディスクジョッキー(DJ)を起用すると発表した。世界的に著名なDJでオランダ人のティエストさんが、選手団の入場行進を盛り上げる。 ティエストさんは入場行進がある1時間半、開会式用に特別に作った曲などをかける。「わたしの音楽を世界の数十億人に披露できるということは、人生で最大の出来事になる」とコメントした。』


NEWS『「レース直前は脚が震えた。でも、それが理解できるくらい冷静になれ」。アテネ五輪の競泳陣の最終合宿で、心強い先輩たちが経験談を語った。1988年ソウル五輪の鈴木大地さんと、92年バルセロナ五輪の岩崎恭子さん。2人の金メダリストの話に選手たちは勇気づけられたようだ。イタリア・サルデーニャ島で合宿する選手たちは、五輪本番を直前に控えて興奮が高まったり不安になったりしがちだ。そこで、合宿を訪れた2人が、7日夜のミーティングで現役当時を振り返って心構えを説いた。そろって強調したのは「冷静さが必要」ということ。脚の震えを自覚できるだけの落ち着きは持とうということだった。主将を務める男子バタフライの山本貴司(近大職)は「2人は冷静に脚の震えを感じた。そういう状況になった時、最高のパフォーマンスができる」と共感を覚えた。五輪初出場となる女子背泳ぎの寺川綾(近大)も「大地さんや恭子さんも脚が震えた、と聞いてすごいと思った。緊張すると思うけど、そういう話を聞いて安心してスタートできる」と感心した様子だった。岩崎さんは「とにかく舞い上がってはだめ。周りが見えることが大切」と話す。山本は「みんなの表情がよくなってきた」と効果を実感。この体験を、精神力が問われる五輪本番で生かせるかがカギになる。(イタリア・オルビア共同)』


NEWS『スピードに乗れなかった金メダル候補は、最終合宿の最終日でようやくエンジンがかかったようだ。2冠を狙う北島は、タイムトライアルで納得の好記録。14日に予選が始まる男子百メートル平泳ぎが楽しみになってきた。取材陣のカメラが注目する中、北島は気合を入れてスタート。力強いストロークで進んだ。タイムを計った平井コーチの顔が、思わずほころぶ。50メートルの2回を合計すると、世界記録の59秒30を大幅に上回る58秒台後半。平井コーチは過去の大会前と比較し「今までは59秒6ぐらいしか出ていない。58秒台は初めて」と説明した。ハンセン(米国)が持つ世界記録へ迫る勢いがあった。 6月のローマでの大会で敗れた後、二百メートルで力を発揮する大きな泳ぎを追求してきた。今回の合宿では、百メートル用のスピードをつけるために調整し、その結果が出た。「スピードも出てきた。悪くない」という北島の言葉どおり、仕上がってきた。さらに、本番になるとタイムを伸ばすのが北島だ。ハンセンらとの臨戦態勢は整った。』


NEWS『元五輪選手の組織、世界オリンピアンズ協会(WOA)のオリンピアンズ・レユニオン・センターが11日、アテネ市中心部にオープンする。同センターの所在地は、1896年の第1回近代五輪で会場となったアテネ・テニスクラブ。ゼウス神殿などを臨む絶好のロケーションだ。入場資格者は約10万人いる、すべての元選手。無料で食事ができ、入場券もあっせんする。WOAは、スポンサーの資金で夏季大会は1996年アトランタから、冬季大会は2002年ソルトレークシティーからセンターをオープンしている。一見すると、鼻持ちならない“特権クラブ”。しかし、無給で運営に携わる米国人、ロブ・スタルさん(43)は「金銭スキャンダルやドーピング(薬物使用)に揺れる今こそ、五輪は元選手の力を必要としている」と力説する。夏季五輪の場合、参加選手約1万人のうち、6000人は1回きりの出場。WOAの目的は、できるだけ多くの元選手に五輪運動にかかわってもらうことだという。』


NEWS『アテネ五輪に出場するオーストラリアの競泳陣が10日、当地で記者会見し、注目のイアン・ソープは四百メートル自由形の国内選考会で失格しながら代表の座を譲り受けたことに「友達から素晴らしい機会を与えてもらい、ここで泳げることをうれしく思っている」と話した。
 選考会でスタート台からプールに落ちた瞬間を「何が起こっているのか分からなかった」と振り返ったソープ。出場権を得た選手がこの種目の出場を辞退し、特例が認められたことには賛否があったが「すべてのエネルギーを集中させれば結果はついてくる」と雑音を振り切っている。二百メートル自由形では新たなスター、マイケル・フェルプス(米国)との対決が注目される。「彼は並外れたアスリート。タフで速いレースになる」と表情を引き締めた。』


NEWS『日本選手団の福田富昭総監督は10日、選手村の部屋のエアコンが効き過ぎていることから「冷え込みに注意してほしい」と、選手に異例の通達を出したことを明らかにした。 日本選手団の本隊は8日にアテネ入り。日中の35度前後の暑さ対策が大きな課題とされてきたが、夜間の部屋の内部は18度程度で、想像以上の気温差が課題として浮上した。体調管理に万全を期すため、夜にはクーラーを切り、厚着を徹底するよう指示した. 一部の部屋では水漏れも発生。立て付けの悪さも目立ち、突貫工事の影響が出ている。選手村内の食事では日本食が充実しておらず、福田総監督は「味があまり日本的でない」。日本から持ち込んだ100キロのみそを使って調理するよう要請するなど、各方面で万全を期す構えでいる。』


NEWS『13日のアテネ五輪開幕を控えた10日、選手村が報道陣に初めて公開された。中央西側の大食堂は1万5000平方メートルと巨大で、5000席もある。「アジア料理」「ギリシャ料理」「ピザ・パスタ」などのコーナーに分かれ24時間、いつでも食事ができる。10日からは、日本オリンピック委員会(JOC)のオフィシャルパートナー、味の素の協力でご飯、みそ汁などの日本食も置かれ、日本選手団の強い味方に。女子ホッケーの桜井絵美選手(22)は「広くてまだ全部見てない。食堂が大きくて気に入った」とうれしそう。選手村はアテネ中心部から35キロ北にあり、広さは124万平方メートル。366の居住棟に計1万6000人の選手・役員が宿泊。大会後は、低所得者層に分譲される。』




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