ラフウォーター・イン・ヨロン



 ヨロンの写真

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 ヨロンのレポート

第1日目
2003年9月26日、AM8:00羽田に集合。私はぴったりに到着。すでに全員そろっていた!!。すぐにツアーの添乗員さんにチケットをもらい、搭乗口に移動…。レースは明日なので、みな、楽しそうな表情。天気はみんながチェックしてきた。「台風さえ来なければ…」という願いがかない、お天気は良さそう。搭乗前にすでにビールを飲んでいる男(O野)が…。一度、沖縄の「那覇」まで行き、そこで「ヨロン」行きの飛行機に乗り換える。那覇までは2時間ちょっと。機内ではビンゴゲームなどがあり、あっという間に那覇に到着。乗り継ぎ時間が30分しかない為、急いで、手続き。搭乗口で「ヨロン」行きの飛行機までのバスに乗る。バスが動き始め、たくさんある飛行機の間を通って行く。「どの飛行機に乗るんだろう…」たぶん小さいはず…と思っていたが、バスが止まった先にあったのは「超小さい飛行機」。「えーっ、これに乗るの??」。小型プロペラ機。乗ってきたバスより、ずっと小さい感じ…。飛行機に乗りこむと、機長さんらしき人が機内をのぞきにきて「大丈夫かなあ…」と言って、いなくなる。「えっ、な、何が大丈夫かなあ…なの??」。しばらくしてまたのぞきに。「大丈夫だろう…」。とっても不安にさせるお言葉…。そして、飛行機は飛び立った…。ヨロンまでは30分。しかし、思ったほどの揺れはなく、あっという間に「与論空港」に到着。滑走路に降りてまたまたビックリ!!。「こ、これ、空港??」。空港の大きさがコンビニくらい。セブンイレブンの看板が「与論空港」と書いてある感じ。荷物を受け取りバスに乗る。ほとんど車は走ってない。信号もほとんどない。のどかな感じ。すぐにホテルに到着。「リゾート」を感じさせるいい雰囲気。すでに午後2:00近かったのですぐにホテルで昼食をとることに。何でも1,200円。まあ、こういうところだからそんなもんか…。すぐに部屋に。ここはコテージになっているので、一軒一軒が離れている。「あらいSS」の男性と女性は、はるか遠くに離れてしまった。このあと、明日のレース会場で実際に泳いだり、説明を受けたりする「試泳会」がある。ツアーの人も、主催の人も「シエイ、シエイ」と言っていたので、何のこっちゃ??さっぱり分からなかったのですが、「試泳(しえい)」と言う事でした。初めて聞いた言葉…。結局全員、試泳に行くということになり、バスに乗る。約15分くらい乗って、到着。海は、まあ、きれいはきれいだが、風が強く、波が結構ある…。コースの紙が配られ、泳ぐコースや、海流の流れなどの説明がはじまる。「まあ、明日も海は、こんな状態だと思います」と…。いよいよ試泳タイム開始。実際に泳ぎ出すと、とんでもない波の高さに驚く。ほとんどの人がすぐに引き返してきた。あらいSSの皆も「せんせー、これじゃ泳げません」「絶対に無理!!」「明日は中止じゃないの?」と…。「まあ、落ちついて、波が高いのは波打ち際だけだから、みんなで行ってみよう。」と、再び泳ぎ出す。今度は初めのブイ(166m)まで到着。「これならなんとか行けるかも。」。岸に戻ろうとすると、一人がとんでもない方向に…。あれだけ流れてると言われたのに岸を見ないで泳いでしまった…。すぐに追いかけて、無事戻ってきた…。ホテルに戻るバスの中で、テンションの下がっている面々…。「海が、こんなにしょっぱいとは思わなかった。」「あんな状態で3kmも絶対に泳げない。」「流される…」「ブイなんて見えない…」ホテルに戻り、ホテルのプールに入る。「やっぱプールがいいよ…」。夕食はホテルにあった居酒屋に。満員のお客さま。ほとんどが出場者のはず。「まあ明日は無理せず楽しく泳ぎましょう。」郷土料理らしきも食べ、お部屋で2次会。明日の意気込みをみんなで話し、早めにお開き。

第2日目
AM6:30朝食。みな、ちょっと緊張気味。7:15、レース会場までの送迎バス出発。バスの中は、誰もしゃべらない…。会場の「百合ヶ浜」に到着。バスを降りて、愕然とする。「昨日より波が高い…」風も昨日よりはある。主催者が用意してくれたテントの中で待機。ますますテンションが下がる面々…。受付開始。腕にナンバリングをする。開会式。「まあ、あの時のヨロンは大変だったなと、いい思い出になると思います」と、町長さんがご挨拶。レースは、9:00に5km。11:00に3km。12:30に1.5kmがスタートする。まずは5kmから…。まあとにかくやるしかない!!。今回はマスターズの日本記録保持者「広瀬百合香」さんが「あらいSS」から出場。広瀬さんが「とにかく新井さんについて行きますからね。コース間違わないでくださいよ」とプレッシャーをかける。「よし、オレについて来い」とは言いませんでしたが…。カウントダウンが始まり、スタート!!。色々悩んだ末、「クラウチングスタート」で。泳ぎ出すと、やはりすごい波。コースは、まっすぐ沖に向かい、戻ってくる、とっても単純なコース。したがって、波は前から来る。8月に出場した「三浦遠泳」は海岸沿いに泳ぐので横から波が来るタイプ。私はどうもこれが苦手。酔ってきてしまう。今回の「たてゆれ!?」の波は私に合っているみたいであんまり苦にならない。自分が何番くらいにいるのか全然分からないが、ずっと、同じくらいの位置で泳ぐ女の子がいる。気づくと、すぐ前にいたり、すぐ後ろにいたり、周回するポイントに船がとまっていて、自分の番号を言ってから泳ぎ始める。ここで船に上がって、給水給食が用意してあるので、飲んだり食べたりしてもいい。この船を3回周回する。2度目の周回あたりから、波がなくなり、水が澄んできた。いつになく心地よく泳げたので、あっという間に最後の周回チェック。今までは、目標物ばかり見ていたので、海の中の様子なんて見る余裕がなかったのですが、今回は「きれいなお魚だなあ」「なまこがいないんだなあ」「この辺はちょっと深くなってる」なんて思う余裕がありました。そして、いよいよゴール!!。ゲートをくぐると、大歓声。突然T橋さんが手を上げながら走ってきて、私の手のひらを「バチン!!」と。彼は極真黒帯なので痛いのなんの…。あらいSS一同に「先生、一位よ」と言われ、「ほ、ほんと??」。この大会は盛り上げ上手。主催の方がレース全体を実況していて、「ただいまのところ、トップは○○、2位に○○…」と、船の周回状況なんかもマメに教えてくれる。続いて、広瀬さんが総合5位でゴール!!。「私は今日の波がダメだ〜」。予定では次に来るのはO野さんのはずが…。「あれ、N尾さんじゃない??」予定よりずいぶん早く、N尾さん、ゴール!!。「気持ちよかった!!」。さて次は3kmのスタート。すっかり海はいい状態。朝の風と波はどこに行ってしまったんでしょう??。3kmに出場する選手がスタートラインに。カウントダウンが始まり、スタート!!。そして、O野さんゴール!!。「あれ??3kmスタートしちゃったの?。あれ??N尾さんがいるってことはオレ負けたの??。あーショック…」。広瀬さんは続く1.5kmにも出場するので「あらい・N尾・O野」の3人でビールで乾杯!!。しばらくすると「3km」のトップがゴールしたので、ゴール付近に戻ると、T橋さんが、ゴールに向かって走っている。「T橋さん速い!!」。そしてゴール!!。続いて、O前さんらしき人が泳いでくる。「あれ?その後ろにいるのはS本さん??」「まてよ、その後ろはN川さん??」「その後ろはH野さん??」自称視力3.0の私は、豆粒みたいに小さい人を当てちゃうんです。本当にそのとおりで、「あらいSS4人連続でゴール!!」。みなお互いは見えてなかったようです。しばらくして向こうから「M谷さん」が泳いでくる。「まもなく1.5kmがスタートします」と放送が…。スタートとぶつかりそうだなあ…。案の定、ゴール直前で1.5kmがスタート!!。しかし、ぶつかることなくM谷さんゴール!!。最後の広瀬さんもあっという間に戻ってきて、ゴール!!。無事全員ゴールとなりました。

午後は、この時期だけ見れると言う「干潮で現われる島」に行こうということになり、地元の人に交渉して、船を出してもらう事に。船の底にはガラスになっているところがあり、海の様子が見えるようになっている。途中サンゴ礁によってくれたりして大サービス。海に、ぽっかりと浮かぶ島に着く。なんと、その島で貝を売るオジさんが…。この島に来るには、船からおりて、腰くらいまで水に浸かって歩きながらでないと島には渡れない。当然、財布は船においてきている。とってもきれいな島でした。

夜、公民館を貸し切って「表彰式&パーティー」。基本的には飲み放題。この大会は当日のエントリーがOKなので、一体、何人出ているのか、特に年代別は自分が何番なのかわからない。総合は5位まで、年代別は3位までが表彰される。「5kmの部、男子、総合第1位は、あらいSS、あらいさん!!」。これはうれしかったです!!。もちろん年代も1位。次に「女子総合、第5位、あらいSS、広瀬さん!!。」年代では1位!!。さすがです!!。司会の人も「また広瀬です」みたいな感じでした。…と、ここまでは表彰式前に分かっていました…。まあ後は食事の続きを…と思っていると、「5kmの部、女子40代、第1位、あらいSS、N尾さん!!」。「キャー!!」。悲鳴のような叫び声を上げて表彰台へ。でもこれだけではありませんでした…。3kmの部。「男子30代、第3位、あらいSS、T橋さん!!」「うおー!!!」と、ものすごい雄たけびを上げると、すごい勢いで舞台に上がり、ファイティングポーズ!!。「女子30代、第2位、あらいSS、H野さん!!」。「えー!!!」。またまた大盛り上がり!!。続いて、「女子40代、第3位、あらいSS、O前さん!!」。「わーい!!」。地元??O前さんが表彰台へ。最後に「女子1.5kmの部、総合第3位、あらいSS、広瀬さん」そして年代別で1位でした!!。いやいや、こんなに表彰されるとはビックリ!!。ほとんどの人達が常連さんと思われる中、「あらいSS」って、なに???という感じでした!?。表彰式が終わると、地元子供達の踊りに続いて、「ヨロン献奉」なる、焼酎の回し飲みが始まり、地元「かりうしバンド」による、ライブが始まりました。南のノリというのはすごいもので、はじめは手拍子で聞いているものの、一人が踊りだし、2人3人となるうちにいつのまにか、全員が立って踊っていました。その盛り上がりはすごかった!!。

第3日目
この日は帰る日。せっかく来たんだから、帰るまでに何かしようと、ホテルのプライベートビーチで遊ぶ事に。チェックアウトを済ませると、オフィシャルツアーに、オプションメニューが無料でできることに気づく…。まだ時間があるので、急いで「バナナボート」や、「シーカヤック」をしました。この日もとってもいい天気。波もなく、透きとおった青い海。帰るのがもったいない!!。午後2:00。ヨロンをあとにしました。

とっても楽しい2泊3日でした。皆様お疲れさまでした。来年も南の島に行くぞ!!。