09・25 先日、「あらいSS・Tシャツ」が忘れ物として「水泳連盟」から送られてきました…。以前、「あらいSSの旗」を忘れて送ってもらったことがあり、思わぬところで名前を売ってしまったのですが、今回は、こちらから何の連絡もせずに、「あらいSSのTシャツが会場に忘れ物として届いておりましたので送ります」と言うメッセージつきで送られてきた!!。あのロゴだけで「あらいSS」とわかったということだ!!。すご〜い!。誰が忘れたのか分かりませんが、水泳連盟に名前を売っていただきありがとうございました。ちなみにこのTシャツ、背中に「田中雅美」と書いてあります…。
一応、誰も物か分かるかどうか、ニオイをかいでみたのですが、「私がニオっても」洗剤のニオイしかしないので、わざわざ洗濯していただいたみたいです。水泳連盟の方、ありがとうございました。

「私がニオっても」…とは、過去に、こんなこと↓が…。

私あらいは、視力がとってもいいんです。すご〜く遠くのものが、よく見えます…。以前、めがね屋さんで視力を計ったときに、「2.0」という字があまりにくっきり見えるので、「まだまだ見える」と言ったら、「じゃあもっと下がって見てみよう」ということになり、結局、「あなたの視力は3.0だね。」と言われました…。
そして、私は、耳もとってもよく聞こえます。すご〜く小さい音も、よ〜く聞こえます。…なので、学生時代、自己紹介のときに「ぼくは千里眼で地獄耳です。」と、よく言っておりました…。眼も耳もいいのですが、実は歯もじょうぶです。37年間、一度も虫歯になったことがないので、歯医者に行ったことがありません…。
…と、ここまでは子供の頃から分かっていたことなのですが、大きくなって分かった新事実…。もう一つ、鼻もいいみたいなんです…。もともと、何でも、においをかぐ癖があり、かなり微妙な「におい」の違いも分かる自信があります。何度か会った人なら、たいていその人の「におい」が分かります…。先日、「あらいSS」で、み〜んなが来ているTシャツの忘れ物がありました。名前も書いていないので、誰の物かわかりませんでしたが、においでピシャリと当ててしまいました…。そのTシャツを、他の人に、におってもらうと、「洗濯のニオイしかしない…」と言っておりましたが…。


インターナショナルスクール「ST MERYS」にて、「International Buccaneers Swim Meet」が開催されます。急ですが、出場希望の方は、明日(26日まで)にエントリーをこちらまでお願いします!。
エントリーの際には下記の様な書式でメールをください!。
11-12 50 FREESTYLE Natsumi Nagashima 43.00 girl's
9-10 50 BACKSTROKE Yudai Ishii 38.00 boy's


NEWS
『長年スポーツを実践し、世界記録を達成するなどの功績を挙げた高齢者をたたえる日本体育協会の「日本スポーツグランプリ」に、仙台市の91歳の現役スイマー佐藤利次さんが選ばれ、兵庫国体開幕日の30日に神戸市内で行われる表彰式に臨む。世界記録を更新し続ける佐藤さんは「この年齢で賞をもらえてうれしい」と喜び、受賞をさらなる精進の励みにするつもりだ。佐藤さんの競技歴は75年。背泳ぎの選手として国体にも出場するなど活躍。一時、仕事の都合で一線から退いたが、70歳からプールに復帰した。国内外の高齢者の大会にも精力的に出場。7月の日本マスターズ(東京)では、100メートル背泳ぎで自身の持つ90―94歳の長水路世界記録を2秒17も更新する2分4秒48の好タイムを出した。』


NEWS
『秋の交通安全運動期間中の23日、上越市内のショッピングセンター2カ所で、「上越交通安全フェア」(上越市、上越署など主催)が開かれた。シドニー五輪の女子競泳に出場した山梨県在住の萩原智子さんが一日警察署長に任命され、制服姿で交通安全を呼びかけた。』









09・23 
私は知らなかったのですが、「1万円で1ヶ月生活する」という番組があって、その生活しているマンションが、世田谷プール付近にあるという情報を、そのマンションに住んでいる子供から聞き、「今は、まちゃまちゃと小力がいるよ〜」と…。よく分からないんですが、とりあえずそのマンションに行ってみることに…。

超超大型インテリアショップ「IKEA」がついに「9月15日」に港北にOPENしました。どんなもんなのか、18日に行ってみようと家を出たところ、センター北にも行かないところで、もう大渋滞。まだIKEAには、5km以上あるところから「臨時駐車場」の看板が…。とにかくすごいのは、「ライバルはディズニーランド」らしい…。まあしばらくは建物に近づくことも困難になりそうである…。

「三浦遠泳」の記録を更新しました。こちらから…。「マスターズNEWS」、まだ受け取っていない方、あらいにあった時にもらってください。


NEWS
『国際水連は21日、オーストラリアのメルボルンで開催する来年の世界選手権に総額200万ドル(約2億3000万円)の賞金を出すと発表した。優勝者には1万2000ドル(約140万円)2位は7000ドル(約80万円)3位は5000ドル(約60万円)を授与する。シンクロナイズドスイミングなど団体種目はさらに高額とする。(AP=共同)』


NEWS
『日本トライアスロン連合は22日、アジア大会(12月、ドーハ)の日本代表4選手(男女各2)を発表した。男子はアテネ五輪代表で8月のアジア選手権を制した田山寛豪(チームテイケイ)と山本良介(トヨタ車体)。女子はアジア選手権優勝の上田藍(グリーンタワー・稲毛インター)とアテネ五輪代表の関根明子(NTT東日本・NTT西日本)が選ばれた。』






09・21
 今日は何の日でしょう??。誰かのお誕生日です…!。

先日、マスターズではおなじみ、1984年ロサンゼルス五輪・日本代表「坂大平さん」と、2ショットで飲むことができました!。ここでは、なかなか全てを証すことができないんですが!?、楽しい話がたくさん聞けて本当に有意義な時間でした!!。指導者側から見た立場と、選手側からの立場の違いが実際にどちらも経験した坂さんの話は面白かったです。特に当時の水泳界の話は、とっても面白かった!。ではその話の一部を…。

浮く
「とにかく坂さんの泳ぎは浮いてますよね。」
「そうか〜??。仁美も(松田仁美さん)そんなこと言ってたな〜。」
「ホント凄いですよ。今のトップ選手でも坂さんの姿勢で泳ぐ選手は少ないですよ。」
「俺はちっとも浮こうなんて思ってないんだけどね。」

高橋繁浩さん
「昔、高橋繁浩さんが引退するインカレっていうのを、神宮プールに見に行った覚えがあるんですけど…。たぶん中1くらいだったと思うんですけど…。」
「あ〜、あれね。よく覚えてるよ!。俺が大学2年の時だったね。」
「やっぱりあの人は凄かったですか?。」
「とにかく彼は高校で急に出てきてね、とにかくすごいキックだったね〜。1けりで5m進むんだよね。とにかくキックがよく進む。すごく脚を開くキックだったけど、当時、キックだけで50mを31秒で泳いでいたよ。」

坂本弘さん
「ロス五輪のメドレーリレーはすごいメンバーでしたね。」
「そうだっけ?。え〜と、誰がいたっけ??」
「お、覚えてないんですか?。」
「あ、分かると思う。背泳ぎが大地だろ、平泳ぎが重浩さんで、オレがバタフライで、フリーが坂本さんだ!。」
「そうそう。自由形は緒方さんじゃなかったんですよね。」
「そうだね。あこがれていた人だったんだよね。坂本弘さんは!!。一緒にリレーができるなんて、信じられない気持ちだったね。でもあの人が失格しちゃったんだよ…。(笑)」

メンタル面
「おれさ、昔出た国際大会って、全部ベスト出したんだよね。」
「それは凄いですね〜。」
「なんか外国に行くと、よし!って気合が入って頑張れるんだよ!!。」
「海外に行くとダメになる選手は多いですよね。」
「そうそう。いくら練習で強くても、国内大会で強くても、国際大会で勝てるかどうかのメンタル面の強さは、トレーニングでどうこうなるもんじゃないんだろうね〜。」

水泳を始めたきっかけ
「坂さんは、いつから水泳を始めたんですか?。」
「オレは小学校4年だったね。近くにスイミングがなくて、兄貴が電車に乗ってスイミングクラブに通ってて、それを見に行って、どうしてもやりたいってお願いしたんだよね。」
「小学校4年ですか?。もっと早くからやってたのかと思ってました。」
「でもね、小学校5年の終わりには、当時の全国小学校(のちのJO)で優勝したんだよ。」
「え〜!?。水泳始めてたった1年で!?。やはり天才派なんですね。」
「いやいや、俺は努力だと思うよ。」
「いやいや、どう考えても天才タイプですよ。そうだ、坂さん、第1回のJOで優勝してますよね。」
「そうそう、あの時はさぁ、たしか4個メだよ!。」
「個人メドレーだったですか?。」
「そう、そんで次の年のJOで、1ブレと2ブレ以外の全種目に出たんだよ。」
「すごい種目数ですね…。」
「一応、全部決勝に残ったんだよ。」

スプリンター
「おれはさ、ちょっと間が空くと、すぐ泳げなくなるんだよ…。だから、大会に出るには、ずいぶん前から準備を始めて、泳ぎださないと、タイムがものすごく悪くなるんだよね。」
「そうですか?。なんか、全然練習しなくても、いきなりいい記録でそうに見えますが…。」
「ほら、マキオ(遠藤牧夫さん)いるじゃん。あいつなんか本当に泳がないからね。でも1発泳ぐとメチャクチャ速いんだよ。ああいうのを天才タイプっていうんじゃないの?。」
「スプリンターの典型ですね。」
「マキオに、お前少しは練習したら?って言ったら、あいつなんて言ったと思う?。坂さんに負けたら練習しますよ、だって!!。」
「スプリント力は努力でつきますかね?。」
「まあ、もともとの能力は大きいよね。」

好きな泳ぎ
「やっぱり、泳ぎって、時代とともに変わってきてますよね。」
「そうだね〜。見た目にキレイとはいえなくても速い選手は、いっぱいいるよね。」
「坂さんの好きな泳ぎって誰ですか?。」
「オレはね〜、やっぱりマーハーとか、ファンアルムジックみたいな泳ぎが好きだね。」
「あ〜。正統派というかキレイな泳ぎですよね。」
「泳ぎは、個性的だけど、ホルメルツなんかも好きだね〜。」
「あ〜。ああいうレースをする選手って、今、いないですよね。」
「オレも基本的には、はじめから1位が好きなんだよね。」
 
お話しててとっても分かったのですが、やっぱり、水泳が大好きなんだと…。話の途中で素敵なことをおっしゃいました。
「おれさ、今まで、子供の頃から、ず〜っと水泳が好きなんだよね。嫌いになったことがないんだ。」やはり、好きこそものの上手なれ。またよろしくお願いします!。


NEWS『日本オリンピック委員会(JOC)は20日、16年夏季五輪の東京都開催を目指す招致委員会の事務総長候補として、スポーツ用品メーカー大手のミズノの会長を務める水野正人JOC理事(63)を推し、東京都側と協議に入る方針を固めた 早ければ9月内に、遅くても10月に招致委員会をつくる予定。関係者によると、JOCはこの日、竹田恒和会長ら幹部が会談し、事務総長候補を水野理事に一本化し、東京都側にも伝えた。同理事も了承したという。事務総長は「招致の顔」で、招致活動の重要な役目を担う。水野理事は国際オリンピック委員会(IOC)の環境委員として活躍し、野球の五輪実施競技への復帰でも尽力している。その豊富な国際的な人脈が総長職に適任と評価された。』


NEWS
『勤務先の中学校で女子更衣室にビデオカメラを設置し、生徒が着替える様子を盗撮したとして、東京都教委は20日、目黒区の区立中学校の来(らい)秀平教諭(25)を懲戒免職処分にした。都教委によると、来教諭は今年7月、プールの女子更衣室内に置いたダンボール箱の中にカメラと送信機を隠し、隣接する体育館の舞台裏通路に受信機とビデオデッキを設置。水泳の授業で水着に着替える生徒を録画した。生徒がカメラを発見し、同校の調査に、来教諭が盗撮したことを認めた。盗撮用の機器は4月ごろに秋葉原で購入し、人の出入りが少ない体育館の通路に仕掛けたという。警視庁碑文谷署が8月、更衣室内に立ち入った建造物侵入容疑で、来教諭を書類送検した。』










09・20 
あちこちで「あらいSS」の目撃情報が…。「スイミングライフ・8月号にあらいSSの写真が大量に載っている…」 「スイミングマガジン社・スイマーズ 秋季号に、あらいが出ている…」 「三浦遠泳の記録集におしるこを受け取る美女が…」

久々の「S夫人」登場!!。夏はお休みされていて、久々の会話でした。…が、しかし…。何か私が話そうとすると、同時に話し出すS夫人。また何か話すと同時に話しはじめる…。会話がかみ合わないならまだしも、話すタイミングまでかみ合わなくなってしまい、ビックリ!。約10分後、ようやくタイミングが合うようになり会話が成立!。なかなか気を抜けないS夫人である…。


S夫人の事件簿★vol.87
紀子さま

「Sさん、今朝、紀子さんの赤ちゃん、生まれましたね〜。」
「本当に、ありがとうございます。」
「男の子でしたね!!。」
「何から何まで、ありがとうございます。」
「あ、ありがとうって!?。」
「あの子ね、一人じゃ何にもできないのよね〜。昔っから!!。」
「お、お知り合いですか?。」
「よく食べるし…。」
「よく食べる??。き、紀子さんですよ。ご、ご近所でしたっけ?。」


S夫人の事件簿★vol.88
キラキラ

「先生、バタフライの足をやってくださる??。」
「はい。じゃあ、やりますから見ててくださいね。」
「はは〜ん。なるほどね…。」
「足首がヒラヒラした感じに見えませんでした?。」
「ほんとね〜。キラキラしてたわ〜。」
「キラキラ??。」
「キラキラじゃないわね。ちょっとクルクルって感じね。」
「クルクル??。」
「やーね〜、グルグルじゃないわよ!!。」


S夫人の事件簿★vol.89
6ビート

この月、あらいSSのスクールでは「6ビート」をテーマにしていて、そのことを話すと、ぜひやってみたいということで、この日は6ビートの練習をすることになりました…。
「え〜、じゃあ、今日は6ビートをやってみましょう。」
「はい。お手やわらかにお願いします。」
「クロールは、色々なキックのリズムがあって、Sさんの場合は、いつも2ビートなので、たぶん2ビートがやりやすいリズムだと思うんですが、今日は、あえて6ビートのチャレンジしてみましょう!。」
「なんかワクワクするわね!!。」
「6ビートということは、片手をかく間に3回キックをするということなんです。」
「はは〜ん。」
「Sさんは、片手をかく間に1回だけキックをしてるので、それを3回すると6ビートになるんです。」
「そのビートさんというかたは、どなた??。」
「び、ビートさん??。」
「そのかたは、きっと早起きなのね。」
「は、早起き??。」
「大変だわ〜。私には無理だわ。」
「無理って何がですか??。」


S夫人の事件簿★vol.90
いやらしい人

「あの方、どなたかしら??。」
「どの人ですか?。」
「ほら、あの方よ!!。あのいやらしい人。」
「い、いやらしい人??。どの人ですか?。そんな人います??。」
「ほら、この人よ!!。」
「えっ??、この人ですか??。普通じゃないですか!。」
「あらやだ。この人、いつも裸なのよ!!。気持ち悪い!!。」
「裸って…、水着は着てるし、別に普通だと思うますけど…。」
「あ〜気持ち悪い。や〜ね〜、ああいう人がいるのに、なんで監視員の人は注意しないのかしら??。」


S夫人の事件簿★vol.91
パーポー

「先生、また水着、買っちゃったわ〜。」
「ほんとですね!。そして、またムラサキですね!。」
「ムラサキじゃないわよ。パーポーなのよ。」
「パ、パーポー??。」
「そうなのよ。私もね、ムラサキかと思ったら、こちらのパーポーでよろしいですか?って言われちゃったのよ!!。」
「そ、それは、パープルって言っただと思いますよ。」
「先生って時代遅れなのね。ははは〜。」


S夫人の事件簿★vol.92
森高千里

「Sさん、最近このプールに、森高千里がよく来るんですよ。」
「その森高さんってかた、知らないわ〜。」
「え〜と、江口洋介の奥さんですよ。」
「あ〜、あ〜、あの江口さんね〜。」
「江口洋介は知ってます??。」
「あの離婚ばっかりしてる人でしょ。」
「り、離婚??。江口って、離婚してましたっけ??。」
「もう江口さんは離婚ばっかりよ!!。あきれてものが言えないわ〜。」
「そ、そんなに離婚してましたっけ??。」
「だって、ほら、最初に、あの赤いお嬢さんと離婚したでしょ、それから黄色のお嬢さんと…。」
「赤いお嬢さん!?。黄色のお嬢さん!?…。」
「さすがに青いお嬢さんだけは、江口さんもタジタジだったわね〜。ははは〜。」


NEWS『日本水連は19日、12月のドーハ・アジア大会のシンクロナイズドスイミング代表にエース鈴木絵美子(ミキハウス)ら10人を選んだ。デュエットを行うほか、今大会はソロがなくなりチームを初めて実施する。全員が初出場で、日本は4大会連続の2種目制覇が確実視される。代表は次の通り。鈴木絵、原田早穂(以上ミキハウス)鈴木英里奈(椙山女学園大)小林寛美(大阪市立大)小西貴子(立命大)松村亜矢子(愛知・中京大中京高職)橘雅子(桃山学院大職)藤森麗子(日体大)小村恵里佳(井村シンクロク)川嶋奈緒子(アール・ビー・ティーグループ)』


NEWS
『日本水泳連盟は19日、アジア大会(12月、ドーハ)の飛び込み代表選手を発表した。男子は五輪3大会連続代表の寺内健、岡本優、宮本幸太郎、村上和基の4人、女子は14歳の浅田梨紗、中川真依、西井亮子、山下美沙子の4人で、監督は馬淵崇英・同連盟飛び込み委員。』









09・18 
久々にリニューアル!。沖縄風にしてみました。なぜ沖縄なのか??。う〜ん、なんでだろう…。ウインドウを「800×600ピクセル」で見ていただけると、きれいに見える!?かな…。


NEWS『シンクロナイズド・スイミングのワールドカップ(W杯)は最終日の17日、横浜国際プールでチームが行われ、昨年の世界選手権2位の日本は2位となり、4大会連続の銀メダルだった。日本の今大会のメダルは銀2、銅2。鈴木絵美子(ミキハウス)は参加選手中ただ一人、全4種目でメダルを獲得した。日本はテクニカルルーチン(TR)で、昨年世界選手権3位のスペインと同点の2位に並んだが、フリールーチン(FR)でスペインを上回った。ロシアがTR、FRともに高得点を挙げて大会4連覇。4種目完全制覇で総合優勝を飾った。
◇ライバルのスペインが猛追
五輪、世界選手権、W杯の3大大会で、97年以来の銀メダルを守った日本。日本水泳連盟の金子正子シンクロ委員長は、「こういう接戦で勝てたのは大きい」と語った。「執念の勝利」は評価される。しかし、課題も多く残す大会となった。ライバルのスペインは、予想以上に技術を上げてきた。前日のデュエットに続き、チームでも、日本に遅れを取っていたTRで互角に戦ったのだ。日本の「まずTRでリード」の思惑は外れ、48.700点で並ばれる。勝負はスペイン得意のFRへと持ち込まれた。
 TRの苦戦は、緊張感による呼吸の乱れが原因だった。昨年の世界選手権はスペインを抑えての銀メダルだったが、小林は「気持ちを張らないと抜かれるという思いがあった」と漏らす。主力級の原田までもが、冷静さを欠いて倒立技でミスを犯す始末だった。FRでの勝利を、金子委員長は「時の風に乗れた」と表現する。ペインは、ロシアに続いての演技。10点満点が7個も出た直後では、勢い採点は辛くなる。エースの鈴木絵も「(演技順が)最後になって、大丈夫と思った」と明かす。0.150点の差には、日本のクジ運もあった。急速に実力を伸ばすスペイン。指導する藤木麻祐子コーチは「性格が明るいので、厳しい練習もこなせる」と語り、「目標はロシアにある。その過程が日本」と高い志をアピールする。2年後の北京五輪へ向けて、ますます強敵となるのは間違いない。【堤浩一郎】
 ○…ロシアが“ゴールドラッシュ”にわいた。全4種目を制覇。女王ビルジニー・ドデュ(フランス)の引退で、ソロでもナタリア・イーシェンコが念願の金メダルを獲得。チームも10点満点を連発して2位以下を大きく引き離し、有終の美を飾った。いつも厳しい表情のポクロフスカヤ・コーチも「私はいつも選手たちを褒めることはしないが、今日は勝利を確信した」と表情を和らげ、総合得点トップに贈られるワールドカップに「こんなに美しく芸術的なカップは初めてもらった」。
◆シンクロ記録
 ▽チーム (1)ロシア99.100点(TR49.350、FR49.750)(2)日本(鈴木絵、原田、松村、小村、川嶋、鈴木英、小林、橘、小西、青木)97.750点(48.700、49.050)(3)スペイン97.600点(48.700、48.900)
 ▽総合得点 (1)ロシア395.750点(ソロ98.750、デュエット98.900、チーム99.100、フリーコンビネーション99.000)(2)スペイン390.200点(97.550、98.050、97.600、97.000)(3)日本389.800点(96.850、97.200、97.750、98.000)』


NEWS
『今年で15回目を迎える「全国移植者スポーツ大会」が17日、大府市のあいち健康の森公園などを会場に開かれた。日本移植者協議会(大久保通方理事長)などの主催。臓器移植を受けた人々の元気な姿を、臓器提供者などに見てもらうのが目的で、国内のほかタイ、中国、ニュージーランドから計162人が参加し、ゴルフや水泳などに汗を流した。同公園体育館ではボランティアも協力、ダーツやカーリングを床の上で行う「カローリング」=写真=などが行われた』








09・16 
19日発売の雑誌「SWIM11月号」が届きました!!。予定通り、58〜59ページにかけて記事が載りました!。う〜ん今年は、これで記事を書いたのが5回目だ〜!。記事は、雑誌「SWIM・11月号」の「いまさら聞けない質問コーナー」というところ。呼吸のお話です。ちょっと質問自体が「???」というところなので、その質問の回答としての視点から話を書いています。長距離を泳ぐために必要な呼吸法というよりは、一般的に基本的な呼吸の仕方です。かなり編集されて、原文からは多少変わってしまっているので、こちらにその原文を載せます。


「雑誌SWIM・原稿」
長い距離を泳ぐということは、同じ動作を何度も何度も繰り返すということ。何百回、何千回と、同じ動作を繰り返すうちに、自然と、自分の癖が出てしまうものです。この癖というも人それぞれで、キックが不規則になる、頭が動く、身体が上下動する…など様々。特に長距離で出てしまう癖というのは、自分が一番やりやすい形、動かしやすい動作だと思います。その動かしやすい動作が、いい動きであれば言うことなしですが、たいていの場合、そうではありません。身体が沈んでいたり、必要以上に長く呼吸をしていたり…。その中でも、よくありがちな癖が、この質問の呼吸の時に身体が開いてしまうという癖。身体が開くとは、呼吸する時にローリングをしすぎてしまうこと。反対の腕がうまく上がらないのもこれが原因だと考えられます。長い距離を泳ぐことで、息苦しく感じてきて、無意識のうちに、だんだん呼吸の動作が必要以上に長く、動きが大きくなってしまうのだと思います。しかし、これをすることで、楽かもしれませんが、フォームは崩れ、スピードが出なくなってしまいます。そこで今回の場合、呼吸の方法に、問題がありそうなので、呼吸の動作をふまえた、呼吸法、その改善方法をまとめてみました。

●長距離泳での呼吸法
短い距離を泳ぐためには、それほど酸素をとらなくても泳げてしまいます。短距離運動は無酸素運動と言われるように、数十秒なら全く呼吸をしなくても、むしろしないほうが能力を発揮できると言われています。しかし、長距離は、そうはいきません。有酸素運動と言われるように、長距離では常に体内に酸素を取り入れなければいけません。この酸素の取り入れ方なんですが、たくさん息を吸って、苦しくなったらまた呼吸するような、いわゆる「深呼吸」は、長距離を泳ぐ上であまり好ましくありません。どうしても苦しくなると、たくさん息を吸いたくなってしまいがちですが、この深呼吸を繰り返すと、よけい苦しさが増して長距離が続かなくなります。呼吸の時に、「たくさん吸った」と感じるような呼吸は、深い呼吸をしている証拠なので、距離が進むにつれ、苦しくなってきますし、フォームが崩れる原因にもつながります。

●呼吸
水泳の呼吸は「口から息を吸って、鼻と口から出す」のが基本です。初心者のうちは、水中で息を止めてしまいがちなので、水中で息を吐く習慣をつけるために、たくさん息を吐く練習をすると良いのですが、ある程度、無意識に鼻と口から、息を吐く習慣が身についたら、目いっぱい息を吐くのではなく、吐く量を調節し、苦しくならない呼吸の練習をしていきます。顔が水中にある間、ずっと息を吐き続けて、息を吐ききってしまいますと、水から顔を上げたときに、息を吐ききって、なくなってしまった分、目いっぱい息を吸うことになります。このような深い呼吸を続けると、苦しくなる原因につながります。ではどのように呼吸をしたらよいのでしょうか?。

●息をはくタイミング
楽に呼吸をするには、上手に息を吐けることが大事です。上手に息を吐くには、息を吐くタイミングを知ること。息を吐くタイミングは、一度にたくさんの息を吐かずに、徐々に少しずつ息を吐きはじめ、顔を上げる直前に、ボコボコッと、強目に息を吐きます。つまり、「吸う直前に息を吐く」のがベストです。この、吸う直前に息を吐く練習を1つご紹介。
・ブレスドリル@  呼吸側の手のかきの時のみ息を吐く  <やりかた>
右呼吸の人の場合、左手をかいている時は息は吐かず、右手をかいている時に息を吐くようにします。

●息を吐く量
息をはく量は、苦しくならないくらいがいいのですが、その目安として、肺の中に「10」空気が入っているとすると、そのうちの「5」は残しておいて、残りの「5」を出したり入れたりする感覚がいいと思います。息を吸ったときに「はーっ!」と、吸っている音が出てしまう人は、深い呼吸になっている証拠。「たくさん吸った」と思えたら、それは深い呼吸で、「吸ったどうかよく分からない」くらいの感覚がいいかと思います。1回の呼吸は深すぎず、呼吸回数は多くすること。これが、長く続く呼吸です。クロールで言うと、右なら右で毎回呼吸する「2回に1回」や、右左を交互に呼吸する「3回に1回」あたりがいいでしょう。
・ブレスドリルA  吐く量を変えて泳ぐ <やりかた>
肺の中の空気「10」のうち。水中で吐く量を「10」「5」「1」など、吐く量を自分で変えて泳いでみて、どれが一番楽に呼吸できるか考える。

●片側呼吸
片側だけで呼吸をすることは、全く問題ないことです。やりやすい、やりにくい、があっていいと思います。人間、全く左右対象というわけにはいきませんし、右左が若干違うのは当然のことで、右利き左利きなどによっても違ってくると思います。左右を全く同じにする必要もないと思います。ただ、「右の呼吸はできるけど、左は全くできない」というのは、やはり問題で、少なくとも「左右、どちらでも呼吸はできるが、どちらかといえば右のほうが楽」くらいの感覚になる必要はあると思います。

●左右で呼吸する
平泳ぎやバタフライは左右の手を同時に動かします。同時に動かすので、呼吸の時に前に顔を向けるのが一番自然な動きとなります。しかし、クロールの場合、うつ伏せで、片方ずつ腕を回して泳ぎます。片方ずつ腕を回すことで、左右に身体が動きます。これをローリングといいます。左右に身体が動くので、顔も左右に上げた方が自然な動きと言えます。動きの上では、右と左に何の違いもありませんので、左右どちらでも同じように向くことができるはずなのです。例えば、陸上で首を右に向けるのと、左に向けるのとで、それほど左右の違いはないと思います。まっすぐ立って「正面」を向き、そのまま右に90度、左に90度、首を回してみてください。呼吸の動作というのは、これだけのことです。呼吸の時に、首を回しすぎたり、あごを引いたり、あごを出したりすることで、余計な動きになってしまい、軸が崩れ、うまく呼吸ができなくなることが多いのです。クロールを泳いでいる時は、ローリングをしています。このローリングに合わせて、ちょっと左右に首を回すだけで、とっても楽に顔が上がり、呼吸がスムーズに出来ます。「呼吸」という動作は、「わざわざする」という動きではなく、「ほとんど動きのないもの」なので、「呼吸のために顔を上げた」と思えるほどの動きがあったら、それは、余計な動きだと思った方がいいかもしれません。
・コルセットスイム<やりかた>
ムチ打ちなどで、首につけるコルセット。この首につけるコルセットをつけていると想像してみてください。首にコルセットをつけると、あごを引くことも出すこともできません。ただ、左右には、ちょっとだけ動かすことができます。これがまさに呼吸をする時の首の動きなんです。「首にコルセットをつけているつもりで泳ぐ」と、無駄な動きをなくす、いいイメージになると思います。

●やりにくい側の克服@
やりにくい側の呼吸がある場合、やりやすい側の呼吸に問題があることが多いです。やはりどうしても、やりやすい側というのは、ローリングが大きくなりがちです。まずは、やりやすい側のローリングが開きすぎてないかチェックをしてみましょう。
・キックカウントスイム【やりかた】
ローリングが開きすぎになっているかどうかを確認する方法として、やりやすい側で呼吸をしている時に、反対側の手のストロークで、「1かきに3回のキックがスムーズに打てるかどうか」ということをチェックします。分かりやすく言うと、例えばAさんはいつも左呼吸だとします。Aさんが左で呼吸をしている時に、水中をかいているのは右手になります。この右手をかいている間に、3回キックが打てれば、ローリングの開きは大きくないということです。呼吸をしている時にローリングが大きくなってしまう人は、ローリングの時に腰も回りすぎてしまい、横に開いたようなキックを打ってしまいます。そうすると、1キックもしくは2キック以上打てなくなります。実際に、クロールを泳ぐ時に、必ず、1かきで3キックにする必要はなく、自分の打ちやすいリズムでキックを打つと良いのですが、ローリングの開き具合を計る目安として、「呼吸の時に3回キックが打てるかどうか」は、とても分かりやすいので試してみてください。

●やりにくい側の克服A
逆に、やりにくい側の問題としては、やりにくい側のローリングが少ないこともあります。特にやりにくい側の呼吸の練習をする際には、やりにくい側のローリングをわざと大きくして練習をすると呼吸がしやすくなると思います。
・片手クロール【やりかた】
片手のクロールは大変有効な練習ですが、使わないほうの手を前に伸ばして行なう片手クロールだと、伸ばしている手が支えとなってしまい、実際の泳ぎの感覚とは違ってしまうので、使わない手は気をつけの状態にして、呼吸とは反対側の手の片手クロールがいい練習となります。例えば、Aさんはいつも左呼吸だとします。やりにくい側は右側になりますので、左手で片手のクロールをして、右手は気をつけ、呼吸は右で行ないます。呼吸のタイミングは、左手を入水し、肩を前に出しながら、右側で呼吸をします。

●やりにくい側の克服B
両側で呼吸をしながら泳ぐ練習方法をいくつかご紹介します。。
・ハイポ3
3かきに1回の呼吸で泳ぐ練習。これはよくある両側呼吸の定番で、皆さんもやったことがあるかと思います。
・ハイポ3−2−3−2
これは、呼吸を、3回に1回、2回に1回、3回に1回、2回に1回…と繰り返していきます。そうすると、はじめは右で呼吸すると、次は左、次はもう一度左、次は右…と、このように、やりにくい側が2回連続でやって来るのです。これも両側克服のためには有効な練習です。
・ハイポ3+4
これは、3回目と4回目に呼吸をするというもの。はじめは右で呼吸すると次は左、続けて右で呼吸します。連続して左右で呼吸することで、軸もしっかりしてないとできませんし、呼吸の時に身体が開いてしまっても次に間に合いません。これは非常に有効な練習です。お試しください!。








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