「ドルフィンキック生誕50周年記念PARTY★レポート」
私は勇気をふりしぼり、「短パン」を決行いたしました!!。午後5:40、会場となった「中野サンプラザ」に到着。この日、中野サンプラザでは「モーニング娘」のコンサートをやっていました。エレベーターに乗り「13階」を押す…。周囲の目が気になる…。13階に到着!!。エレベーターを降りると、会場となる「鳳凰の間」の前は、花輪でいっぱい!!。人も大勢いる…。男性は全員スーツ(まあ当然)。女性はドレス姿。そこに現われた短パンの私…。すると、受付の一人が私に気づき「あ〜!!、本当に短パンだ〜!!。」と声を上げる。「な、何で短パンの事を??」「あらいさんですよね。今日HP見ましたよ。」「そ、そうですか…。」受付を済まし、会場に入る列に並ぶ。会場の入口には「長沢二郎さん」が入場者を一人一人出迎えている。私の番が近づいてきた…。「ど、どうしよう…。でも、ここまできたからもういいや…。」そして、ついに私の番が…。「長沢さん、こ、こんばんは。本日はおめでとうございます。」「な、なんだ!?お前その格好は!!。」「す、すみません」「面白いねえ〜。こういうのもいなきゃな。」ほっ…。長沢さんならきっと分かってくれると思ってた!?。会場に入る。会場内はすごい人。200人くらいがいるとの事。かなり広い会場だが、人でいっぱいという感じ。「この中に五輪選手がたくさんいるはず…」と、うろうろ顔を見てまわるが、皆、60〜70才くらいの男性という感じで、誰が誰だかさっぱり分からない。受付に戻り、出席者の名簿を見せてもらう。う〜ん、この名前も知ってるし、この名前も知ってるぞ…。しかし、顔がわからない…。みんな名札をつけていない。こうなったら自力で探し出すしかない。会が始まる。乾杯前に「早稲田大学関係のOB」の方々の挨拶が続く。私は必死に近くにいる人に「有名な人いませんか?」と聞きまくっていた。親切な人が「あそこの東島さんの後ろにいるのが橋爪四郎さん」「東島さん!?。は、橋爪さん!?。ど、どこですか?。」橋爪さんは、とっても背が高くハンサムな人が。恐らく70才すぎのはずだが、とってもステキな感じ。数名のスピーチが終わり、乾杯のご挨拶。ご挨拶は名前は分からないのですが、早稲田OBの90才という人。モゴモゴ言っていて何を言っているのか分からなかったのですが、次第にエンジンがかかり、ドルフィンキックの話でどんどん声が大きくなる。皆グラスを持って待っているが一向にお話が終わる気配はない。次第に話は変わって行き…。「もしかして、乾杯という事を忘れちゃっているのでは…」と、誰もが心配した頃、突然、「では、カンパーイ!!」と…。わ、わかっていらっしゃったんだ…。素晴らしい…。しばらく、ご歓談タイム。お料理も盛りだくさん。和・洋・中華が色々と並んでいる。食べるのは後回しにして、まずは橋爪さんのところに。一緒に写真を撮ってもらう。次に東島さん。すると、「はじめまして新井と申します」「あなたのことは、よ〜く知ってますよ。HPも見てるしね。」「そ、そうですか…」これは、うれしい。とりあえず近くにいる人に片っ端から声をかけてみる。ちょっと元気のなさそうなおじいちゃま「あのう、水泳部でいらっしゃったんですか?」「うん、そうだよ」「何が専門だったんですか?」「ぼ、ボクはね〜、自由型の短距離だね」「そうですか。そうそう、私はこの前初めて100mで1分切ったんですよ。当時どのくらいで泳がれたんですか?」「ボクは、56秒だったかなぁ〜?」と…。ほんとかな〜??と疑うような感じの人。ぜ〜んぜん速そうに見えない。壇上ではスイミングクラブ協会の正村会長がドルフィンキックの歴史を説明。もう、会場内は誰も聞いていない。みんな同窓会状態で、あちこちで盛りあがっている。私が次にお話したのは、背の高いおじいさま。この方は、元五輪選手で現在イトマンの理事長さん。まだまだ色々な方とお話を…。と、思っていると、「長沢さん」が壇上に上がりマイクを手に。皆注目。ここからが素晴らしかった。まず長沢さんから4人の名前が呼ばれ、壇上に上がる。それぞれの人に話をしてもらうと時間がかかるから簡単に説明して、一言だけもらう。五輪のメダリストたち。橋爪さんも壇上へ。「ぼくは11の世界新を出しました。でも日本一にはなれなかったんです。古橋さんに一度も勝てなかった」と。ミュンヘン五輪世界新で金メダリストの「青木まゆみ」さんまでいる。青木さんは「私はドルフィンキックを作ったのが長沢さんとは知りませんでした」と。次に、長沢さんとリレーで世界記録を作ったメンバー。「田中守さん」「谷さん」の2人。長沢さんが「ここにもう一人いるはずなんです。長谷景治という男。彼は金と暇があるので、イタリアの世界マスターズに行ってしまいました。」と。次に、私と話していた全然速そうに見えないオジさんも呼ばれ、長沢さんに「この人が、日本で初めて57秒を切った男です」と紹介され「た、たしかそうだったかな〜」と。この人ほんとに速い人だったんだ…。次々に色々な人が呼ばれ、紹介された。長沢さんの紹介が、無駄がなく、テンポよく、とっても面白く、よかったです。最後に私がお話した人がものすごく愛想が良くて、話が弾んだんですが、どうも、水泳部ではなさそう…。でも色々な話で盛りあがった。するとこの人、長沢さんの出身地「静岡県沼津市」の市長さんだった。花束贈呈。最後は「早稲田の校歌」。あっという間の2時間でした。