準備段階の話を書くととんでもない量になってしまうので、当日のみのレポートにします!!。10:00準備開始。12:00ピアソル選手、到着!!。早くもピアソル選手を見つけた人たちが、ピアソル選手を囲んで、写真撮影開始。とりあえず、色々と説明などをするため、控え室に案内する。お湯は用意してあったのに、コーヒーとか紅茶が片付けられていた。「僕はアクエリアスが飲みたい」と言うのでアクエリアスを用意。
@入場
12:45ロッカー室へ移動。会場に入ると、すごい人の数…。やはり200名近くいるとすごい!!。1:00。イベントスタート!!。「ではこれから、A.ピアソル選手のスイムクリニックを始めます!。ピアソル選手入場!!。」入場すると大歓声!!。ゆっくりと握手をしながら会場に入ってくるピアソル。約5分間かけて握手をしながら入場しました。
AQ&A
さあ、ここでは、ピアソル選手に色々と質問をして、これに答えていただきながら、ピアソル選手にお話をしていただきます!!。会場の皆さんからもたくさんの質問が飛びました。
Q.まずは、練習についてお聞きしたいと思います。練習はどのくらいしていますか?。
A.週に9回練習している。火曜日と木曜日にウエイトトレーニングをしている。月水金は朝練。日曜日はお休み。一回の練習で、5000mくらい泳ぐ。自由形と背泳ぎの練習は半々くらい。常に勝つために練習している。競争ということを頭においている。
Q.レースについて聞きたいと思います。ウォーミングアップは、レースのどのくらい前にどのくらいしますか?。
A.ウォーミングアップをしないということはないが、レースの30分から45分前くらいに行う。特にこれをするというのはないし、これがいいというアップもない。これは自分が一番いいと思うやり方をすればいいと思う。
Q。アミノ酸など、サプリメントを使う選手は多いですが、どんなものを使っていますか?。
A.サプリメントを使ったことはない。周りの選手は使っている人も多いが、私は興味がない。よく食べてよく寝ていればそれが自分の体調管理になる。
Q.レース中に考えることは、何かありますか?。
A.レース中は何も考えていない。勝つための練習をつんできているので、それを信じて泳ぐだけ。それまでに積んできた練習を信じ、自分を信じるだけ。
Q.レースの前にプレッシャーを感じるときは、どうやって気持ちを変えていますか?。
A.一言で言うと、開き直ります。
Q.自分では、キックの強い選手だと思いますか?。プルの強い選手だと思いますか?。
A.どっちの方が強いと言うことではなく、常にバランスだと思っているので、どっちが強いという風に思ったことはないです。
Q.一番の目標は何ですか?。
A.これからの競技生活を常にトップでいられることが目標。
Q.背泳ぎを得意種目に選んだ理由と、背泳ぎが自分に合っていると思うところを教えて下さい。
A.背泳ぎを選んだというより、「背泳ぎが僕を選んだ」ちょっとかっこよすぎたかな〜。自分自身、背泳ぎを泳いでいて、一番自然だった。
Q.ウエイトコントロールはされていますか?。
A.身体にいいものを食べる。ただ、ウエイトをコントロールすると言うより、ウエイトを維持する方が大変。体重を維持するために食べる。ダイエットを考えることはないです。
Q.背泳ぎの次に得意な種目は何ですか?。
A.次に得意なのは自由形、そしてバタフライ。すごく苦手なのが平泳ぎ。200m個人メドレーを泳ぐと、最初の100m、バタフライを背泳ぎで55秒くらいなのに、平泳ぎは40秒かかってしまう…。
Bデモ
ピアソル選手にデモンストレーションをしてもらいました。
ゆっくりSWIM
キックドリル
気をつけの姿勢でローリングしながらキックをする。一番気をつけて欲しいのは、あごの位置、腰の位置。あごは引かない。腰が水の上にあると言うことが重要。キックは継続的に打つこと。ローリングしながらキックをしても、キックが開いたり、不規則になったりしないように継続的にけれることが大事。
片手
ローリングは左右対称に。水面からまっすぐ手を伸ばして親指から腕を抜く。途中ぶれないように。そして小指から引っ張りあげるように入水する。入水したら、小指からかき始め、90度の角度まで、すばやく持ってくる。実際は腕の筋肉を使って腕を振り下げるのではなく、わき腹の筋肉を使って腕を振り下げる。このとき、頭がぶれないように固定する。フィニッシュには2つやり方がある。200mに適したやり方と、短距離に適したやり方がある。200mなどの長い距離は、しっかり最後まで押し切ってから腕を上げてくるが、短距離は、最後まで押し切らずに手首を返してあげてくる。頭は動かない、腰は沈まない。肩は動かす。泳いできて、腰が沈み始めたら、あごを上げて腰が沈まないようにする。
キャッチアップドリル
これはキックを強烈に打たないと沈んでしまう。このドリルをする時に膝下だけでキックをする人が多いのですが、腿からキックすることで、腰の位置が保てる。あと、ストリームラインも大事。手の甲を重ね、ストリームラインをしっかりできるように。
ダッシュ
これはすごかった。本気のダッシュ。あっという間すぎてみんな唖然と…。
もう一度ゆっくりスイム:もう一度ゆっくりした泳ぎが見たいのでリクエスト。これでも50mで30秒でした!!。
Cクリニック
ここでは、参加者にプールに入ってもらい、ドリルや、スイムを泳いでもらい、それを、ピアソル選手が見て回るというコーナーです。全員にチェックが入るというわけではないんですが、注意したほうがいい人を止めてたくさんのアドバイスがありました。中でも多かったのが、「あごを引きすぎている人が多い」「腰がぶれている」「キックが不規則になっている」「キックが開いている」などなど…。私が個人的に、いいなあと思ったのが、「入水したときに身体を伸ばすのではなく、入水したあとに身体を伸ばす」というのが、良かったです。
D写真撮影会&サイン会
ここでは参加者全員が写真とサインをもらえるように、各グループごとに持ち時間を決め、ピアソル選手に各グループを回ってもらいました。嫌な顔一つせず、求められたサインは全部。求められた写真も全部、ニコニコしながら答えていました。あまりにサービス精神がある人なので、時間で区切る私の方が悪者のような感じでした。とにかく、これまでに私も数々のスター選手のクリニックに行ってきましたが、ここまでやってくれる選手は初めてでした。
Eリレー
あらかじめ希望者を募り、ピアソル選手は100m×1、参加者は25m×4人のリレーをしました。8コースあるので、ピアソル選手以外の7コースを参加者(4人×7コース=計28名)でリレー対決をしました。リレーは、全員背泳ぎ。引継ぎは飛び込みOKで、飛び込んでから仰向けにひっくりかえると言う方式。明らかに有利でしたが、最後のJOチームのアンカーが速いと知ると、いきなりピアソル選手は、猛ダッシュ!!。さすが!!、ピアソル選手の勝利でした。
最後まで、笑顔のピアソル選手。大歓声の中、退場して行きました。