ゴムの位置


解説:新井師範
実技:高橋黒帯



ゴーグル道場の道は厳しい。ついて来れるかな?。
[カップの形状も鼻ベルトの長さも自分に合っている。]
[しかし、ゴーグルに水が入る。]
[なので新しい物を買う…。]
バカもん!!、愚か者め!!。そんな事では黒帯にはなれぬぞ!!。

ゴムの位置

次はかけたゴムの位置である。ここも非常に重要な要素がある。
[カップの形状も鼻ベルトの長さも自分に合っているのに、ゴーグルに水が入る。]
このような場合、ゴムのかける位置が悪いという事は多い。


ゴムを頭の上の方にかけている場合


ゴムをあまり上の方にかけると、
目に当たるカップの下側が強く押しつけられ、
カップの上側は逆に隙間ができやすくなるのである。
その結果、カップの上から水が入りやすくなる。









ゴムを頭の下の方にかけている場合


これは先ほどと逆でゴムをあまり下の方にかけると、
目に当たるカップの上側が強く押しつけられ、
カップの下側は逆に隙間ができやすくなるのである。
その結果、カップの下から水が入りやすくなる。

ゴムを上にかける人は少ないが、
こちらのように下の方にかけている人を
非常に多く見うけられます。

また泳いでいるうちに下がってきてしまう場合もある。





正しい位置


カップを目に当てた時に
対角線上にゴムをかけること。
そうすると、目に当たるカップが
均等に押しつけられるので、
水が進入しにくくなるのである。










2つにわかれたゴムを開く


ゴムの位置ができたら、もう少しこだわってみよう。
ゴーグルのゴムは途中で2つに分かれているものが多い。
なぜ2つに分かれているのかと言うと、
ゴムの位置をずれにくくるするためで、
泳いでいるうちに水流によってゴムが
下の方に下がってきてしまうのを防ぐ役割なのである。
せっかく2本になっているのですから、
2本を並べてもあまり意味はないのだ。
この2つになっているゴムは、
黒帯の写真の通り、
2本を離すことによってずれにくく、
ゴーグルのかけ心地もしっくりいくのである。