鼻ベルトの調整


解説:新井師範
実技:高橋黒帯



鼻ベルトの調整
カップとカップをつなぐのが鼻ベルト。
この鼻ベルトの調節が甘いために、
ゴーグルに水が入り、
[このゴーグルは自分に合わない!!]などどとぬかす
[フトドキ者]が多い!!。

この鼻ベルトの調節がうまく合わせることによって、
合わないと思っていたゴーグルが
自分に合うようになるのである。


鼻ベルトにはいくつかのタイプがあるので御紹介しよう。


調節できないタイプ

このタイプは、調節しようがないので
このまま使うしかない。
このようなタイプは海外で
発売されているゴーグルに多い。
ちなみにこれも海外の
[SPEEDO社]の物である。








幅を調節するタイプ
これは今でも市販されている
ゴーグルによくあるタイプである。
鼻ベルトの内側にギザギザがついていて、
自分に合った長さに調節するのだ。
物によっては非常に硬くて
動かしにくい物もある。
また、短くした結果、
余った鼻ベルトが皮膚に当たるという悲劇もある。
このタイプはかけている最中に幅が変わる可能性がある。
ちなみにこれも海外の[SPEEDO社]製の物である。



違う長さの鼻ベルトを取り替えるタイプ

今、最も多いのがこのタイプである。
これは鼻ベルト自体を取り替える事で
かけている最中に幅が変わる事がない。
このタイプは一番使いやすいといえよう。
ただ、多くのこのタイプを使い人を見てきたが、
そんなに顔の小さい子供でも
一番狭いベルトを使う事はないようだ。
きっとメーカーはそれに気づいていないに違いない…。
またメーカーによっては、ベルトの種類が少なくて、いい長さがないなんて事もあから要注意!!。



ひもで調節するタイプ

これは、長さの調節が面倒であるが、
一番微調整のできる物である。
世界中の一流選手に愛用されている
[スウェーディッシュタイプ]がそれである。
現在ではこの[スウェーディッシュタイプ]を
まねた物がほとんどのメーカーから出ている。
そのほとんどの鼻ベルトは
ひもで調節する物だ。
気をつけなくてはいけないのは、
ひもを縛っているだけなので、
かなりきつく縛らないと緩んで、
鼻ベルトが広がってしまう。





このように鼻ベルトだけでも多くの種類があることが分かる。
どのタイプにせよ、何度も何度も調節を変えてみて自分に合うサイズを見つける事だ!!。
ちなみに、我がゴーグル道場で黒帯になるにはその人に会った鼻ベルト調整を一回で合わせる事ができるのだ。