こんにちは あらいです
長くなりますが ちょっと大変なことになってしまって・・
皆様に告知があります
私あらいは ガンであることが分かりました
私のガンは「悪性黒色腫」という
ガンの中でもたちの悪い
進行が速いガンです
5月に告知を受けました
ガ〜ンって感じです
突然の告知を受け
この二週間
できる限りのことを尽くし
できる限りの情報を得て
できる限りの頼れるつてを頼って
やれることをやりました
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これまでの経緯を説明します
3月のはじめにほくろが大きくなったものを切除しました
手術後の病理検査の結果は
「いいとも 悪いとも言えない」という
あいまいなもので終わり
「悪性である」という診断ではありませんでした
「これで終わりでもよし」
「心配ならしばらく通院もよし」
ということで 念のため
月に一度 様子を見せに行くということになりました
先日 月に一度の診察に行ったところ
これまでの 蓮舫似のこわ〜い先生から
超美人の先生に変わり
その超美人先生の診察によると
「取ったものは 非常によくないものだ」と言われました
そして その場ですぐに
リンパの超音波や全身のCT検査の予約をしました
その翌週 全身の検査をすることになり
その検査の合間の診察で
「残念な結果ですが あなたは悪性のガンです」
という告知をされました
「腫瘍のなかでも悪性の腫瘍をガンといいます
ガンの中にもたちのいいものと悪いものがあって これはたちの悪いものです」
突然何を言っているのか理解できずにいたのですが
まずは リンパに転移していないか
全身のどこかに転移していないか
身体のありとあらゆるところの検査をしました
そして その結果次第で
長期入院になるとのこと
ガンの転移が見つからなくても
下記の手術をするとのこと
・はがきサイズくらいの大きさの拡大切除
・切除したところに別の場所から皮膚の移植
・リンパを取る手術
この時 言われたのは
最短でも1カ長いと2〜3ヶ月の入院を
すぐにしないといけないと…
超美人先生の口から
とんでもない言葉が次々と出てくるので
何が起こっているのか自分でも理解ができませんでした
その時は呆然としてしまい
「ガン」「手術」「抗がん剤の治療」という言葉がぐるぐる回っていて
絶望感だけ押し寄せ崩壊してしまいそうになりました
しばらくして冷静に考えると
納得のいかない点がいくつか出てきました
・手術をして3ヶ月もたってからのガン告知
・病理検査の結果はガンだという診断ではなかった
・ガンならすぐにわかるような気も…
百瀬院長によると
病理検査は人の目の判断だから診断が難しく
見る人によって結果が変わる場合もある…と
まるでプロのようなご意見も頂きました…
失礼しました 院長はプロでございます…
このまま超美人先生の言われたままに
入院して手術ということになってもいいのだろうか?
と思うようになりました
全身の検査の結果が出てしまうと
すぐに入院・手術という流れになってしまいそうだったので
その前にどうしたら良いのか
まずは自分で今の自分の状況を理解しないといけないと思い
告知された病気についての知識を入れようと調べまくりました
さらに別の先生にも相談をしてみたいと思うようになりました
たまたま個人レッスンで教えている方に
お医者様が数名いらっしゃいます
まずはその方たちに相談してみました
お医者様の皆さまは内科の方が多かったのですが
色々と動いていただきました
今回は皮膚科ということで
皮膚科のいい先生を紹介してくださる方もいらっしゃいました
ただほとんどの場合
いい皮膚科の先生を紹介したとしても
ガンとなると結局は大きな病院での処置となるので
大きな病院で融通のきくつてがあると一番いいということでした
個人レッスンのお医者様の中で
聖路加国際病院のよくテレビに出る
90歳を超えてもお元気な日野原先生のご兄弟の方が
いらっしゃいまして「何かあったらいつでも言ってね」
と言われていたので相談をしてみました
翌火曜日のお昼に電話をすると
さっそく相談に乗っていただけるとのことでご自宅に呼ばれました
その席で これまでの経緯をお話ししました
本当にガンなのかどうか
ガンだとしたら どのくらいの治療なり 処置をしないといけないのか?
もう一度判断をしていただくいうことになりました
皆様には ご心配をおかけして申し訳ありません
先々週から先週にかけては
ひどく落ち込んだのですが
それは「ガン」と言われたからなんです
これまでの経緯を読むと
おそらく皆さんは「お身体 大丈夫かしら?」と
心配されるかと思うのですが
ぼく自身はものいたって元気でございまして
身体のどこにも異常は感じないどころか
痛くもかゆくもなくて
どこからどう見ても元気で健康な人なんです
ガンだと急にやせるとか言いますけど
この3ヶ月全く痩せません
むしろ大きくなるばかりで!?
泳ぎも絶好調でございます
たぶん今 1500Mを泳いだら相当いい記録が出ると思います
泳いだって 走ったって ビール飲んだって絶好調なんです
先日の練習でも またまた 練習新記録を更新しました
こんなに元気で入院する意味が分からないくらいなんです
色々と考えました
超美人先生は悪い話ばかりするので
水泳に復帰することも仕事に復帰すること難しいような話までしてきました
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「聖路加病院の皮膚科の部長先生と癌研の皮膚科の先生」の見解
聖路加病院の皮膚科の部長先生は
このガンに大変知識のある方でした
ガンの中でもガン細胞が分かりやすいのが胃ガンで
胃ガンのガン組織は誰が見ても一目瞭然でガンだと分かるそうです
このガンは大変判断が難しいので
かなり専門知識を持った人でたくさんの症例を見てきた人でないと
正しい判断がされにくく
今回の場合だとガンだと判断されないことがあるとのこと
「これまでの経緯をみると話が二転三転していて不安な日々でしたね
突然ガンといわれて不審に思うのは当然です。」
とにかくそれはそれは丁寧に分かりやすく
納得のいくまで説明をしていただきました
「このガンについて詳しい人間は
もう一人 いま癌研にいる皮膚科の先生か
もう一人スペシャリストが信州大学にいらっしゃいます」とのこと
たぶん ここのガンに関しての知識がある先生は他にはいないと思います
とのことでした
そして取った組織の染色体のプレパラートを
一枚一枚丁寧に説明していただきました
全8枚あるプレパラートの
はじめの2枚目までは微妙な・・・
3〜6枚目まではよほどの症例数を知らないと悪性という判断はしないでしょうとのこと
決定的なのは最後の2枚で残念ながら「悪性」ということで間違いないと
しかし普通ここまでは組織の病理検査をしないから
超美人先生の病院はとっても親切ですねと
私が疑っていた超美人先生の言うことは
正しかったということ
この聖路加の部長先生と全く別ルートで相談していた
癌研の皮膚科の先生も見解は全く同じでした
そしてやはりもう一度手術をする必要があることも同じ見解でした
聖路加病院でも癌研でも手術が可能です
手術の方法は全く同じです
手術をするまでの日数を考えると
一番早くできる超美人先生のところをお勧めしますとのこと
聖路加病院だと最短で1ヶ月後の手術が可能
癌研は3カ月後の手術が最短だということでした
超美人先生は判断も早く診断も的確で
とっても信頼できるいい先生だと思いますので安心してお任せされるといいです
ということでした
検査の結果他の臓器への転移は見つかりませんでした
リンパへの転移は超音波上は問題なさそうですが
リンパ節が見えるので微妙なところだそうです
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手術の方法
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どのような手術になるのか説明します
手術の方法は3月に一度切ったところを
直径6cmくらいの拡大切除をします
大きさははがきのサイズくらい切り取ることになります
そして切り取ったところに
反対側の足のももからはがきサイズくらいの皮膚をはがして
切り取ったところに貼り付けます
今度は切り取った側の足のももを
約15〜20cmほど切り開いてももから股関節までのリンパを取り除く手術をします
リンパの管を取ってしまうと
しばらく リンパ液が出てしまうので
そのリンパ液は管をつけて外に出すそうです
2週間くらいすると
リンパ液は出なくなるので
出なくなったら管をはずして皮膚をふさぐそうです
そして取り除いたリンパに転移がないかどうかさらに調べます
そんなこんなで3週間〜1カ月は入院となるそうです
そのようなわけで6月はお休みになります
大会もあるのにレッスンができなくて申し訳ありません
ガンではないと最後まで思っていたので
ショックは大きいですが
もう こういう結論が出た以上いろいろ悩んでいても仕方ないので
全力で向き合うことにします
予定では手術は6月2日か3日になると思います
もし1ヶ月近く入院するとなると
1ヶ月近くビールを飲まないことになります
そのことが気になって気になって
今のうちに「飲みダメ」をしておこうかと思っています
早ければ2〜3週間
かかっても1ヶ月
何か新たな展開が生まれたらそれ以上…
とにかく手術をしてみないと
今後のことは何とも言えないのですが
病棟にパソコンを持ちこめるので
皆様にはメールを送ります
できるだけHPの更新もします
以上 報告でした