3フェーズの背泳ぎについて






つ つ  ついに
私が約5年にわたってあたため続けてきた
「3フェーズの背泳ぎ」が
ついに記事になってしまうことになりました…


記事は完成し
要点というか
ポイントはきっちり押さえてあります


ただこれだけ読んで
すぐにできるかというと
そうは
なかなか いかないかと思います


完全にしっくりいくまでは
2〜3年くらい
かかるかと思います…


いきなり
全身で合わせるのは
難しいし
かえって分かりにくく
思えてしまうと思うので


まずは
下半身と体幹の動きだけの練習


これが完璧になったら
上半身と体幹の動きの練習


それぞれが
しっくりきてから
全身を合わせることを
お勧めします


細かいポイントを言うと
ものすごく たくさんあります


理屈が分かるだけでも
ずいぶんと
道が開けると思うので…




まず この背泳ぎを
なぜやろうと思ったのか…


背泳ぎを20年以上指導してきて
どうもしっくり来ないことが
あったのです


例えば
そこそこ速い選手の
細かい部分を見てみる…


キックの動き
ストロークの細かい部分
姿勢 などなど…


どこを見てみても
非常にいい動きをしている…


しかし
背泳ぎとして
全体を見たときに
「なんか違う…」
という違和感


20年続いている
この違和感は
一体何なんだろう…??


特に背泳ぎは
見ていていて
「あ〜 きれいだな〜」と
思える背泳ぎと
「なんか違うんだよな〜」と
思える背泳ぎがあるんです


ただ 「なんか違う人」の中には
決してタイムが遅いわけではなく
それなりに記録もいいのですが
「なんか違う…」人がいるのです


「この人のどこがおかしいんだろう??」


そんな違和感が消えないまま…



やはり何度も細かく
部分部分を見るのですが
決して悪くないのです…


よくある
背泳ぎの指導というのは
浮くことに始まり
キックを覚えて
腕の動きを覚えて
腕と足を同時に動かして
完成する


この段階だけで
「あ〜きれいだな〜」という
動きを作れてしまう
器用な人たちが
確かにいるんです


これだけで
「あ〜キレイだな〜」に
なってしまえば
それでいいのです


しかし これだけで
「あ〜キレイだな〜」
という動きになる人は
ほんのごく一部で

「なんか違うんだよな〜」
という人が大半なのです


こういう大半の人たちが
この違和感を感じないまま
これでいいと思ったまま
泳ぎ続けている方が
あまりに多いのです



そこで
私はありとあらゆる人たち
昔の選手から
今のTOPクラスの選手たち
何百人という人たちの動きを

約5年間に渡って
細かく見てみました



そして
背泳ぎを泳いでいる
極々一般的な人も
徹底的に見てみました…


すると
ある動きが見えてきたのです!!


一流と言われる選手たちは
ある共通の動きがあることに
気付いたいのです


これが例外が
全くと言っていいほどなく

ほぼ99%の選手が
この動きをしていることが
分かったのです



そして
この動きが
ほんの少しでも
ずれていると
違和感を感じるということも
分かったのです



背泳ぎが楽だと思える人は
「あ〜キレイだな〜」に
なっている可能性が
非常に高いです


背泳ぎが楽に思えない人は
おそらく100%の人が
「なんか違うんだよな〜」に
なっているはずです


そこで
ついに分かってしまった
この違和感!!



分かったはいいが
どういう段階で
どういうところから始めたら
いいのか


どう進めていったら
一番分かりやすいのか


試行錯誤すること
5年間…


ようやく 一つの形になりました



それが3つのフェーズで泳ぐ
背泳ぎなのです


ある程度泳げる人は
本人が この動きが
身体で分かった瞬間に
泳ぎ全体が
全く変わることが分かりました


ただ
私としては
背泳ぎを全くやったことがない人に
この段階で始めて
いけるのかどうか
試してみたかったのです


そして
この2年間
全く背泳ぎをやったことがない人に
このやり方で始めてみました


これが
思わぬ結果を生む事になりました


全く背泳ぎをしたことがないのに
いわゆる「初心者的な泳ぎ」
という段階がなく

いきなり「本格的な背泳ぎ」
になったのです


う〜ん
やはり間違っていなかった
と思ってしまったのでした…