今回初めての試みとなりました「海合宿」。
色々とありましたが、無事!?終了いたしました。
今回の目的は、「海で思いっきり遊ぶ&波乗りをする」ということで、波の高くて、キレイなビーチを選んでの合宿となりました。一番気がかりなことは、「天気」。出発前日の予報では、3日間とも「雨」。しかも、「大雨注意報」まで出ていた…。もうこうなったら、最悪、海じゃない過ごし方も考えておりましたが、どういうわけか、信じられないくらいにいいお天気。1日目はくもり。2日目、3日目は、雲ひとつない晴れに!!。こんなに日焼けをするとは思ってなかったので、その対策の方が大変でした。
行った先は、「下田」。私が20代の頃、何度も通った素晴らしい海。今はどうなっているんだろう…??。新宿から下田まで直通の「スーパービュー踊り子」。に乗っていざ出発!!。この電車、全席指定ですごくきれい。壁というか横が一面ガラスなので、見晴らしがとってもいい。そして、席がグリーン車なみに広い。もう、朝からハイテンション!。子供の一人が「踊り子号のトランプ(840円)」を購入。なんでこんなものを買うんだ??。と思っていたが、とってもデザインがかわいくて、これが後に大活躍!。約3時間で下田に到着。まずは昼食を。天気は微妙な感じ。くもっているが今にも雨が降りそう。「今日、海に行くの?。」「もちろん行くよ!」
宿は駅前の旅館。宿に到着。「ふ、古い…」。私も小学校のころにこんな所があったような古〜い記憶がよみがえる。参加した子供たちはみんな、普段いいところにしか泊まっていないらしく、「絶対に幽霊が出る!」と大騒ぎ。宿の人が、「幽霊は出ないよ」と言っても、幽霊幽霊と、大騒ぎ。た、確かに出そうだ…。こんな所に泊まることもないだろうから、これも経験。
宿の人が、一番近い浜になら送ってくれると言う。時間もあまりないし、この日はその海岸に行くことに。ここは、波がほとんどない。まあはじめはこんなところがいいかも。すぐに海に入り、ドンドン沖に行ってしまう子供たち。持っていたビーチボールが流されて追いかけようとするので必死に止める。まだ水温が低いので、寒くなると上がり、また入ったり。ボディーボードの練習にも程よい波がある。みな、ボードを交換して、練習する。近所で有名らしい!?犬が登場!。この犬、海で泳ぐのが好きらしい。そして驚いたのが、ペットボトルを沖に向かって投げると、波を乗り越えて、泳いで、くわえて戻ってくる。もう子供たちは面白くて代わる代わる投げる。浜に上がり私が埋められてしまう。
夕方まで遊んで、宿に戻る。お風呂に入り、夕食。食事は、宿が経営している居酒屋の宴会場にて。これがビックリするくらいの海鮮料理とボリューム。おかずが多すぎて誰もお替りできない。
宿に戻り、花火をしにいく。特に東京で
は、花火をするところがない。なので思いっきり花火をして欲しいと思って、手持ち花火を300発用意していった。すると宿でも200発用意していてくれて、計500発!。花火が始まるとあたりは火事が起きたかのようなすごい煙。充分楽しんでこの日は終了。
翌日、朝から目的の海へ出発!。朝はくもっていたが、バスに乗るころには晴れてきた!。「すごい!晴れたよ!!」。バスで15分、歩いて15分。ようやく海に到着!。海について愕然とする皆。見たことがないほどの高い波が…。「こ、ここで本当に波乗りするの??。」。う〜ん、いい波だ!。私が来ていたころと全く変わってない。変わったのは、「遊泳エリア」がほとんどなくなって「サーフエリア」になったことくらい。つまり海水浴客がいないのである。いるのはサーファーばかり…。ライフセービングの人たちも「台風の影響もあってか、今日は波が2.5mです。この隣の浜は波がないんですが、なぜかここだけがこんなに高い波になってます。充分気をつけてください」。う〜ん、本当にすごい波だ…。私もここまで高い波はあまり見たことがない…。かなりテンションが下がっている子も…。
一人1枚のボードを持って、海に入る。波もさることながら、右から左に強い流れがある。気づくと、左に流されている。皆に波と流れを見ることを教える。かなり浅いところでも充分に波に乗れる。まずはここで練習を。すぐにできるようになる子供たち。波が強いので、引き潮も強い。引き潮で転倒してしまう子も。これも経験すると分かってくる。身体をそらし、ボードから身体を離す。ボードの先は下げない。これもやってみないと分からない。早くも波に飲まれる子が。乗るタイミングを間違えたことに気づく。1時間もするとみんなかなり上達してきた。じゃあ少しずつ沖に出てみよう。私が一番沖に出て、それ以上沖には出ないようにする。
実際ある程度沖のほうが波に乗りやすい。ここで乗り始めると、面白くて、これ以上、岸には行けなくなる。乗らない波を避ける練習もする。自分のいる場所で砕けてしまう波を避ける練習。5分に一度くらいものすごい大波が来る。もう、これが来ると大騒ぎ!。色の違う高い壁が押し寄せてくる。子供たちはこれが来ると、みんな乗ってしまう。すごい!。乗り方もだんだん上手になってくる。乗った瞬間にドルフィンキックを使って体重を乗せられるようになった。
午前中、充分あそんで、「すいか割り」を。食べきれないくらいの大きさ。うまく割れて、休憩時間。ここは海の家がないので、お昼は、町営の食堂に。じゃあ午後も波乗りだ〜!。
午後になり、また波乗りタイム。しかし、午前とちょっと波の様子が変わっている…。潮が満ちてきているためか、波の方向が左右から来るものがあったり、遅い波と速い波があって、それが重なったりしている。また引き潮は普通海の底を通るのだが、水面を引き潮が
通ることがあって、寄せる波とぶつかってそこに立っていると沖しか見ていない子供たちはビックリ!!。午後は人が増えてきた。相変わらず「あらいSS組は」ほかの人たちより沖にいるので、波に乗ると、岸にいる人たちを避けながら進まなければいけない。うまく避けられずに波に飲まれたり、避けようとしてボードが海底にささって転倒したり…。ちょっとした擦り傷、きり傷はあったものの、みんな、やめる気配がない…。
午後4:00。もう、いい加減、ここでやめよう!。と言うことで、宿に戻る。お風呂に入って、夕食に。もうみんな真っ黒に日焼けしている。夜は、「怖い話大会」。怖がっているのは、みんな男の子。そして消灯。この日はさすがにみんな、グッスリ…。
翌日もいい天気。電車の時間は午後2:00。この日もギリギリまで海に行こう!ということで、ボードを持って海へ!。さすがに昨日ほどの波ではないが、なかなか高い波が来ている!。すっかり上手になった子供たち。波に乗りそこねることがない。波に乗りながら話す余裕さえある。充分に遊んで、お昼を食べて、終了!。帰りも特急で帰りました。
ケガ人、故障者、数名!?。急病人も出て心配しましたが、大事に至らず一安心。とっても楽しい「海合宿」でした。う〜ん、一番想定外だったのは、皆が余りに上達が早いことでした。