≪『積木くずし』≫

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tumiki001.jpg (9135 バイト)tumiki02.jpg (9220 バイト)★その当時、既にミリオンセラ〜突破!をも記録してもおりました個性派俳優「穂積隆信」氏著による実録本(原作)を元に制作されたドラマ『積木くずし・親と子の200日戦争』と言う番組は、1983(昭和58)年2月15日〜同年3月29日(全7話)の期間、毎週火曜日の夜8時〜8時54分に、東宝の制作、TBS系列で人気放映されておりました…。ちなみに本原作作品は、同年秋に「渡辺典子」さん主演での映画化(『積木くずし』…1983年11月3日劇場公開・東宝企画)されたり、本が出版された直後に奇遇にも原作者「穂積」氏の娘が再び警察に補導され、家庭自体が本当に崩壊してしまったり?…と、何かと世間的に話題が多かった作品でもありましたようなのですが、結果的には、それら世間の話題と感心を異常に集めたと言う事で、ドラマ自体の視聴率もたいへん好調で良く、番組最終回の視聴率が45、3%!…と言う、たいへん記録的な高視聴率をも記録獲得した作品だったのでもありました。尚、本テレビ版の脚本は、ドラマ脚本界の御大「上條逸雄」先生と効果的な番組主題歌の『無口な夜』(歌・「来生たかお」)も本ドラマをたいへん盛り上げておりましたんですよネ…。

≪『積木くずし・親と子の200日戦争』の「家庭崩壊」物語!…≫

tumiki01.jpg (14097 バイト)★1967(昭和42)年12月16日…俳優「穂高信彦」(演・「前田 吟」)と妻「三枝子」(演・「小川真由美」)との間に待望の長女「香緒里」(演・「高部知子」)が誕生した…。時は流れ、「香緒里」が4歳になった時に「腹部腫瘍」と言う病気で、長期入院をする事となり、その為に「香緒里」の両親が「香緒里」に対して、おもいっきり過保護になってしまい、知らず知らずの内に「香緒里」を家に篭りがちで、超わがままな娘に育ててしまうのであった…。父「信彦」も普段から俳優業と言う超多忙な仕事柄の為に、娘の事が気にはなってはいたのだが、現実には、娘「香緒里」とのコミニュケーションが中々取れず親子すれ違いの毎日が続いていたのである…。「香緒里」は、次第に両親からの愛情に不信を感じ始め、その不信感による心の淋しさや外の世界への恐怖による対人恐怖症などから?両親に対して、徐々に反抗的な態度をとるようになっていったのでもありました…。又も時が流れ〜「香緒里」中学1年生となった時に、以前、病気の時に飲んでいた薬の副作用で、髪の毛が茶色く変色していた為に、女番長から「気に食わねぇ!」…と、目を付けられ、tumiki06.jpg (12634 バイト)罪の無い「香緒里」がめちゃめちゃに袋叩きにされるのであった…。「香緒里」は、「こんな事で殴られるんだったら、殴る方にまわってやるっ!…」と、この日を境に不良化し…徐々にグレて行ったのでありました…。「香緒里」の不良化現象は…日に日にひどくなり、家の大金を持ち出しての危ない夜遊び!や他校の生徒への暴力事件!などを引き起こし、その度に何度も警察に補導され、両親も頭を悩ます毎日を送っていたのである…。両親は、悩んだ挙句に、今通っている学校が娘「香緒里」の不良化の原因だと思い「香緒里」を他校に転校させるのだが?…しかし、「香緒里」自身は、立ち直るどころか、妖怪の様な濃い化粧に爆発クルクルパ〜マ…あの有名な「積木くずし」メイクで、悪霊か何かに取り憑かれた様に、手当たり次第の家庭内で暴力の限りを尽くし、叫びながら物を投げつけ、暴れ狂い!…家を破壊し始める事態(このシーンが『積木くずし』の最大の見せ場でもありましたですよネ…。…それにしても家をメチャ〜壊すなんて娘は、怪獣か?…)にまで、悪化してしまうのであった…。娘「香緒里」は、両親にまで暴力を振るい〜傷を負わせるまでに至っており、そんな娘「香緒里」との戦いの日々に身も心も完全に疲れ果てた両親は、心理鑑別師の「竹内 宏」(演・「古谷一行」)に、娘「香緒里」を立ち直らせる様、わらにもすがる思いで訪ね、お願いするのである…。結局、心理鑑別師の「竹内」氏の検証により、娘「香緒里」の不良狂乱化の原因が両親達の愛情不足による「香緒里」自身の心の葛藤から来ていたと言う事がわかり、心理鑑別師の「竹内」氏と共に両親が苦労しながらも「香緒里」を真人間に立ち直らせるのでありました…。