日本はすごい!


水泳の歴史を勉強して 改めて思ったのは 「日本はすごい!」です 


日本人はすごいですね〜 
この探究心 そしてこの一つの事に打ち込む姿
まさに職人とも言えるこだわり… 本当に素晴らしいと思います

何がすごいかという話を 分かりやすくご紹介…





オリンピックでの競泳のメダル獲得数


金メダル 銀メダル 銅メダル

1896 アテネ
1900 パリ
1904 セントルイス
1908 ロンドン
1912 ストックホルム
1920 アントワープ
1924 パリ
1928 アムステルダム
1932 ロス 
1936 ベルリン
1948 ロンドン
1952 ヘルシンキ
1956 メルボルン
1960 ローマ
1964 東京
1968 メキシコ
1972 ミュンヘン
1976 モントリオール
1984 ロス
1988 ソウル
1992 バルセロナ
1996 アトランタ
2000 シドニー
2004 アテネ
2008 北京

まず競泳という競技は第1回のアテネ大会からありました。




日本がはじめてオリンピックの競泳に出場したのは 1920年のアントワープ大会でした。

このアントワープ大会での競泳競技は下記の競技が行われました

第7回 アントワープ五輪 の競泳種目
男子
100m自由形
400m自由形
1500m自由形
100m背泳ぎ
200m平泳ぎ
400m平泳ぎ
4×200mリレー
女子
100m自由形
400m自由形
4×100リレー




この日本が始めて参加したオリンピックで日本は自由形のみに出場しました。
この時 日本選手が泳いだ泳法は日本泳法  外国選手がクロールを泳いでいるのにビックリ仰天!  なんて速い泳ぎ




そして 1921年 ついにクロールが 日本にやってきたのです!!




日本にクロールが来てから3年後の1924年パリ五輪 
なんと日本は早くもリレーで4位に 個人種目でも5位に入賞します

たった3年間で 世界で4番にまでなったのです!!

第8回 パリ大会(1924年)

男子4×200m自由形リレー 
 4位(10分15秒2)

男子100m自由形
 高石 勝男
 5位(1分03秒0)

男子1500m自由形
 高石 勝男
 5位(22分10秒4)



そして、その4年後の1928年のアムステルダム大会
ついにメダルを獲得する事になります!!


第9回 アムステルダム大会(1928)

男子200m平泳ぎ
鶴田 義行
金メダル(2分48秒8)

男子4×200m自由形リレー
新井 信男、佐田 徳平、高石 勝男、米山 弘、野田 一(予選出場)
銀メダル(9分41秒4)

男子100m自由形
高石 勝男
銅メダル(1分00秒0)



そして その4年後の1932年のロサンゼルス大会

なんと 日本最高の12個のメダルを獲得! 
「水泳ニッポン」の黄金時代となりました! また日本の女子選手が出場したのもこのときからです
まあこれは すごいことをしてくれましたよ! 
背泳ぎは金・銀・銅メダルの表彰台を日本選手が独占です!
自由形も400mだけが銀で あとは全て金メダルです!!
平泳ぎも金・銀メダルが日本選手です


大会名:第10回 ロサンゼルス大会(1932)

男子100m自由形
宮崎 康二
金メダル(58秒2)

男子1500m自由形
北村 久寿雄
金メダル(19分12秒4)

男子4×200m自由形リレー
豊田 久吉、宮崎 康二、遊佐 正憲、横山 隆志
金メダル(8分58秒4)

男子100m背泳ぎ
清川 正二
金メダル(1分08秒6)

男子200m平泳ぎ
鶴田 義行
金メダル(2分45秒4)

男子100m自由形
河石 達吾
銀メダル(58秒6)

男子1500m自由形
牧野 正蔵
銀メダル(19分14秒1)

男子100m背泳ぎ
入江 稔夫
銀メダル(1分09秒8)

男子200m平泳ぎ
小池 礼三
銀メダル(2分46秒6)

女子200m平泳ぎ
前畑 秀子
銀メダル(3分06秒4)

男子100m背泳ぎ
河津 憲太郎
銅メダル(1分10秒0)

男子400m自由形
大横田 勉
銅メダル(4分52秒3)



つまり 競技としてのクロールが誕生してから 日本は遅れること約30年…
しかしクロールが日本に来てから
わずか10年でクロールの全競技を制覇
さらには 背泳ぎ 平泳ぎ と 全ての種目で天下をとってしまったのです
!!

これはすごいですよ!!

私の資料の中に クロールという泳ぎに出遅れた日本が 必死で技術を研究し 何とか外国選手に勝とう!と葛藤する様子がかかれている指導書があります

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